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国連本部で開かれた初の5・18国際学術大会

5/27(土) 13:38配信

ハンギョレ新聞

駐国連代表部『光州ダイアリー:民主主義と自由の集団記憶』について論議  ドナルド・グレッグ元駐韓米大使とブルース・カミングス教授などが参加 80年5月を取り上げた『死を越えて時代の闇を越えて』の 英語版『GWANGJU DIARY』の改正新版も公開 

 民主・平和・人権という5・18民主化運動の価値を世界的に広く知らせる国際学術大会が米ニューヨーク国連本部で開かれた。5・18国際学術大会が外交部駐国連代表部主催で国連本部にて開かれたのは今回が初めてだ。

 外交部駐国連本部は26日午前10時(現地時間)、ニューヨーク国連本部で「光州(クァンジュ)ダイアリー:民主主義と自由の集団記憶」をテーマに国際学術大会を開いた。5・18記念財団が主催した同日の国際セミナーには1990年代に駐韓米大使を務めたドナルド・グレッグ元大使とブルース・カミングス米シカゴ大学教授が、1980年5・18民主化運動と韓国の民主主義などについて講演した。また、AP通信の特派員として1980年5月、光州を取材したテリー・アンダーソン記者が5・18抗争について発表した。

 今回の国際学術大会には5・18民主化運動10日間の抗争を書いた『死を越えて時代の闇を越えて』(日本語版『光州5月民衆抗争の記録―死を越えて、時代の暗闇を越えて』、1985)の英語版『GWANGJU DIARY』の翻訳者ソル・ガプス氏(49)とニック・ママタス氏も参加し、主題発表を行った。『GWANGHU DIARY』は5・18民主化運動の現場状況を世界に知らせた唯一の公式英語翻訳書で、ニューヨークの書評専門誌「レビュー・オブ・ブックス」でも好評を博した。『GWANGJU DIARY』にはブルース・カミングス教授の序文と、1980年当時の米政府の機密文書を分析した米国のジャーナリスト、ティム・シャーロック氏のエッセイも載っている。米国のUCLA大学出版部が1999年アジア太平洋記録物シリーズの一環として出版した『GWANGJU DIARY』は2005年、絶版となった。

 5・18記念財団は『GWANGJU DIARY』の改訂新版を公開した。5・18記念財団は昨年11月翻訳者から版権を確保し、5・18民主化運動と関連した新たな事実を加筆補完して、『GWANGJU DIARY』の改訂版を出版した。5・18記念財団は改正新版をインターネットや郵便を通じて無料配布する予定だ。

 今回の行事には、国連駐在の非政府組織団体の代表や東アジアの歴史関連研究者、5・18を直接取材したジャーナリスト、現地の報道機関関係者、在米韓国人団体関係者らも同席した。5・18記念財団のキム・ヤンレ常任理事は「民主主義と人権の進歩と関連し、世界の人々の信頼を受けている国連本部で5・18国際セミナーを開催し、5・18精神を世界と共有できるきっかけを作った」と明らかにした。

光州/チョン・デハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:5/27(土) 13:38
ハンギョレ新聞