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朝乃山敗れ7勝7敗 勝ち越し懸け千秋楽へ

5/27(土) 15:53配信

北日本新聞

■「自分の相撲取る」

 大相撲夏場所14日目は27日、東京・両国国技館であり、東十両7枚目の朝乃山関(23)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は、同筆頭の佐田の海関(境川部屋)に寄り切りで敗れた。成績は7勝7敗で、千秋楽に勝ち越しを懸けることになり「思い切って自分の相撲を取るだけ」と話した。

 朝乃山関は、同じく勝ち越しが懸かっていた佐田の海関とは相四つで、立ち合いから右を差し合った。上手を探ったが取れず、相手に先に上手を許して土俵を割った。

 幕内上位経験者との取り口について「相手はうまかった。自分も立ち合いは良く、上手を取りたかったが、腰が引けていた」と振り返った。

 新十両で朝乃山関と同じ10勝5敗の後、翌場所苦戦した経験を持つ高砂部屋付きの若松親方(元幕内朝乃若)は「右からではなく、左の上手側から行く相撲を身に付けるように」とアドバイスした。

 千秋楽の28日は、西十両4枚目で5勝9敗の山口関(宮城野部屋)と当たる。先場所は朝乃山関が押し出しで勝っている。十両は9勝5敗同士の錦木関(伊勢ノ海部屋)と安美錦関(伊勢ケ浜部屋)の直接対決で優勝が決まる。(東京支社編集部長・北崎裕一)

■新十両連続勝ち越しなら… 県出身45年ぶり、大旺以来

 朝乃山関が新十両から2場所連続で勝ち越しを達成できれば、県出身力士では大旺(だいおう)関(旧新湊市出身)以来45年ぶりとなる。

 筋肉質で長身の「そっぷ型」で体重100キロに満たなかった大旺関は1972年夏場所の新十両で8勝7敗。翌場所以降は8勝、9勝、9勝と十両を負け越しなしで通過し、新入幕を果たしている。

 70年以降に関取として活躍した他の県出身力士は、2人とも新十両直後は苦戦したが、再十両後に飛躍を遂げて短期間で新入幕を果たしたデータがある。

 のちに関脇まで昇進した琴ケ梅関(旧八尾町出身)は84年春場所の新十両で7勝8敗。翌場所は十両にとどまったが6勝9敗で、幕下に転落した。しかし再十両の同年秋場所以降は10勝、10勝、11勝と大勝ちし、新入幕を決めた。

 駒不動関(富山市出身)は88年九州場所の新十両で4勝11敗。翌場所は幕下で5勝2敗で勝ち越し、すぐに十両復帰した89年春場所は8勝7敗だった。翌場所から2場所続けて10勝をマークし、新入幕を果たしている。

北日本新聞社

最終更新:5/27(土) 15:53
北日本新聞