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「命」の書、共感呼ぶ 七尾の三藤さん、輪島で古希記念展

5/27(土) 1:46配信

北國新聞社

 県書美術連盟常任理事の書家、三藤観映(みつふじかんえい)さん(70)=七尾市、真宗大谷派願正寺住職=の書作展(本社、テレビ金沢後援)は26日、県輪島漆芸美術館で始まった。脳性まひの少年と母親の「生まれてごめんなさい」「息子よありがとう」という互いの命への思いが響き合う詩が柔らかな書体でつづられ、来場者の共感を呼んだ。

 古希記念の個展で、会場入り口にテーマである「命」の篆書体(てんしょたい)作品が掲げられた。題材とした「ごめんなさい」の詩は、奈良市の少年「やっちゃん」と母が42年前に作り、感銘を受けた三藤さんが書のライフワークとして取り組んでいる。

 少年の詩は、後段になると「ありがとう おかあさん/おかあさんがいるかぎり/ぼくは生きていくのです」と力強い言葉に変化していく。「息子よゆるして」で始まる母の詩も、途中から感謝が込められ、「あなたを見守って生きていく」と決意が語られる。

 阿弥陀経の1869字を記した四曲屏風(びょうぶ)の大作など31点が並んだ。30日までで、会期中は午後2時から三藤さんが作品を説明する。28日のみ同1時半からとなる。

北國新聞社

最終更新:5/27(土) 1:46
北國新聞社