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バークレイズ元外為トレーダーが敗訴、解雇は正当とロンドン審判所

5/27(土) 2:44配信

Bloomberg

外国為替市場の操作疑惑で世界的な調査が進む中、英銀バークレイズに解雇された元トレーダーが不当解雇を主張して争っていた裁判で、元トレーダーが敗訴していたことが明らかになった。

この元トレーダーは、ジャック・マレー氏。ロンドンの雇用審判所の判事は、マレー氏が機密情報を競合他社に開示したほか、オンラインチャットで明らかにみだらで人種差別的な言葉を用いていたため解雇は正当だったと結論づけた。

マレー氏は世界の外為市場で銀行の不正操作が疑われ、規制当局が調査に乗り出して間もなくの2013年10月に停職処分を受け、最終的に解雇された。同審判所が25日公表した昨年12月に言い渡した判決によると、当局による調査の過程で、バークレイズはマレー氏がトレーディングのポジションや戦略、損失限定の反対売買注文、スプレッドや顧客の注文状況など社外秘の情報を他行と共有したことを確認した。

外為トレーダーやセールス担当者が以前の雇用主を訴えた裁判は過去2年間で十数件に上る。いずれもスキャンダルの中で規制当局を急いでなだめようと雇用主にスケープゴートにされたと主張しているが、バークレイズの元トレーダーが不当解雇を訴えた敗れた裁判はマレー氏で3件目になる。

原題:Barclays Trader Fired Amid FX Probe Is Third to Lose Lawsuit (1)(抜粋)

Patrick Gower

最終更新:5/27(土) 2:44
Bloomberg