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「バイオハザード」人気支える現在進行形の魅力!プロデューサー語る

5/28(日) 10:24配信

シネマトゥデイ

 昨年、誕生20周年を迎えた人気ゲーム「バイオハザード」シリーズのプロデューサーにして、3作目となるフルCG長編映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』(全国公開中)で原作監修を務めたカプコンの小林裕幸が、ゲームの歩んだ20年を振り返りながら、シリーズの魅力を語った。

 小林は1995年にプログラマーとしてカプコンに入社。初めて携わった1作目から、ハリウッド映画化など、ゲームの枠を越えて「バイオ」が成長する姿を目の当たりにしてきた。

 長く支持される理由を「常に、その時代を描いているからではないでしょうか」と分析する小林は、「1作目で時間が止まるのではなく、常に現実と近い時代を描き、ゲームもお客さんと一緒に年をとっている。『バイオ』って、そういう現在進行形のコンテンツだと思うんです。ユーザーが操作するクリスやレオンといったゲーム内のキャラも年を取っていたり、そういうゲームはなかなかないですよね」と語る。

 そんな同シリーズが節目の年を経て掲げたテーマが“原点回帰”。新作ゲーム「バイオハザード7 レジデント イービル」は、アクションからゲーム性を大きく変化させたホラー作品として話題を呼び、今回の映画『ヴェンデッタ』も、『呪怨』シリーズの清水崇をエグゼクティブプロデューサーに迎え、迫力のアクションと共に、背筋の凍るような恐怖描写が見どころになっている。

 ファンおなじみの主人公クリス・レッドフィールドとレオン・S・ケネディが映画初共演を果たし、新型ウイルスによる大都市ニューヨークへのバイオテロを阻止するため奮闘。小林は「ゲームでいうと、『バイオ6』のちょっと後くらいの設定。『バイオ7』とも時間軸はつながっています。原点回帰のホラーをやりたいということで、大好きな『呪怨』の清水さんにお声がけをさせていただきました」と明かす。

 「清水さんからは当初、劇中でレオンの幼少期を描きたいという提案をいただきました。レオンの過去に触れるのはホラーとして正しいアプローチだと思ったのですが、ゲームキャラの設定って、さわるといろんな方面に影響が出てしまうのでNGにしなくてはいけなかった。監督の辻本(貴則)さんや脚本の深見(真)さんも含め、皆さんがやりたいことをやれるようにしつつ、ファンのために設定を調整するのが僕の役割。ただ深見さんがもともと『バイオ』マニアで、言わなくてもわかってもらえている部分が多く、やりすぎかなっていう部分を抑えるくらいでよかった」。

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最終更新:5/28(日) 10:24
シネマトゥデイ