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HOTSQUALL“超ギタ全乗せ”熱狂の「ONION ROCK FES」終宴

5/28(日) 12:48配信

音楽ナタリー

HOTSQUALL主催のライブイベント「ONION ROCK FESTIVAL -CHIBA DE CARNIVAL 2017-」が5月20、21日に千葉・稲毛海浜公園 野外音楽堂にて開催された。

【写真】「ONION ROCK FESTIVAL -CHIBA DE CARNIVAL 2017-」2日目公演の様子。(Photo by manaty)(他42枚)

2015年より稲毛海浜公園での野外イベントとして実施されている「ONION ROCK FESTIVAL -CHIBA DE CARNIVAL-」。3年目の開催となった今年は両日共に真夏のような晴天に恵まれ、2日間で11組が熱演を繰り広げた。

5月20日
開演前にHOTSQUALLのアカマトシノリ(Vo, B)とチフネシンゴ(G, Vo)がステージに登場。注意事項を告知したのち「お互いにカッコいいイベントにしましょう!」と呼びかけてイベントをスタートさせた。トップバッターを務めたのは、「インディーズでは有数の雨バンド」だと言うCOUNTRY YARD。Keisaku “Sit” Matsu-ura(Vo, B)が青空を指差し「晴れちゃってんの!」と笑顔を見せ、バンドは「In Your Room」「Quark」といったアグレッシブなナンバーを畳み掛ける。またSitはHOTSQUALLとの出会いを回想したのち「ずっとあの人たちと同じシーンで遊んでいられるようにここに立っていたいです」と思いを述べた。SWANKY DANKは「ライブハウスにしようぜ!」とファンを焚き付け「Listen to the Radio」「misery」といったキャッチーなナンバーで場内を盛り上げていく。またKOJI(Vo, B)とYUICHI(Vo, G)は千葉出身であることから、地元トークを展開。KOJIが「まさかこのステージに立つとは」と感慨深く語ると、YUICHIは対照的に稲毛海浜が初めてナンパした場所であることを明かしてオーディエンスを笑わせていた。

BUZZ THE BEARSはHOTSQUALLの「Laugh at life」や、HOTSQUALLのチフネがレコーディングに参加した「B・A・N・D」を演奏してみせ、リハーサルの時点からHOTSQUALLへの思いを炸裂させる。本編でも越智健太(G, Vo)が「これだけ楽しくて熱くてあったかいっていうのはあの1人の人柄だと思う」と語り、「全てを」ではメンバー3人の名前を叫ぶなど、愛情を前面に押し出していた。「自然を感じるため」ステージに枝を飾ってライブを実施したのは、「ONION ROCK FESTIVAL」初登場のアルカラ。彼らは「5拍子とか7拍子とか考えなアカン曲があるんやけど……」と自分たちを紹介し、その言葉通り次々に展開の変わるナンバーをキャッチーに届けていく。MCでは稲村太佑(G, Vo)がHOTSQUALLが出演した自分たちのツアーを回想したのち「HOTSQUALLとの出会いは……長くなるから来年話すわ」と来年出演の意欲を見せた。Northern19は「MESSAGE」「BELIEVER」といったメロディアスなナンバーでオーディエンスのテンションを引き上げる。笠原健太郎(Vo, G)は「最高かよ!」と破顔すると、空を仰ぎ「この喜びをここに!」と勢い付けて「STAY YOUTH FOREVER」をプレイ。場内には盛大なシンガロングが広がった。

HOTSQUALLはアカマの「拳を突き上げろー!」というシャウトを合図に「Rock soldiers never die」「Meet in our dreams」といったナンバーを連投。さらに3人が会場で販売しているオリジナルカクテルで乾杯すると、その勢いのままカクテルの名前にもつけられた「YURIAH」をプレイし、序盤からファンのテンションを引き上げていった。ドウメンヨウヘイ(Dr, Cho)が「ようこそ千葉へ!」と挨拶をすると、チフネは「俺たちの周りカッコいいバンドばっかりじゃない? なんでだろ……俺たちが最高なのかな」と胸を張る。アカマも「自分たちがカッコいいと思うロックバンドを集めてこういうやり方でやりたかったんだよ」とイベントへの思いを語った。さらにバンドはこの日発売された会場限定シングル「WITH THE BURNING HEART」の収録曲「With The Burning Heart」や歌詞にあわせてチフネが空を指差した「For today」などを続ける。「Darlin' Darlin'」ではチフネが「せーの!」と声をかけると、オーディエンスが自然発生的に歌い始める場面もあるなど、場内は終始一体感に包まれていた。アンコールではチフネが「明日まで体力残してんじゃねえぞ!」と焚き付け「Lion-standing in the wind」をプレイ。さらにファンがサークルモッシュを作った「Great ordinary song」で初日公演の幕を下ろした。

5月21日
2日目のトップバッターを務めたBACK LIFTは「おはようございます! 起きてますか!」とオーディエンスに声をかけながらメロディアスなパンクチューンを畳み掛ける。「青空とあの空」では小林'KICHIKU'辰也(Vo, B)が青空を指差して丁寧に歌唱。曲の後半には盛大なシンガロングが発生した。続いて登場したのはSECRET 7 LINE。彼らは昨年の「ONION ROCK FESTIVAL」のステージで初めて、サポートメンバーにNarita(Vo, B)を迎えた体制でのライブをお披露目しており、RYO(G, Vo)が「去年からちょうど1年。同じ4人でデカい音を出せるのを楽しみに来ました!」と感慨深く語る。そして「『ONION ROCK』は俺たちの特別な人生の1ページに刻まれています」と思いの丈をぶつけると、「YOUR SONG」で場内に大合唱を生み出した。

NUBOはサウンドチェックを終えると予定開始時間よりも早いにもかかわらず「このままやっちゃいます!」と前のめりにライブを実施。「bonfire」で一成(Vo)がセキュリティスタッフにもマイクを向けたり、一成とtommy(Vo)がステージ上を動き回ったり、ハイテンションでライブを行う。さらに自身の地元への愛をつづった「Yokohama blues gawa」をプレイするなど、地元を盛り上げるHOTSQUALLへの尊敬の思いを炸裂させていた。四星球は「ONION ROCK FESTIVAL」初出演であることにちなみ、北島康雄(Vo)が客席内で初心者マークを配り歩きながら登場。その後バンドはオーディエンスを半分にわけて対抗させた「運動会やりたい」、北島が先頭を切って客席をぐるりと周り“ミステリーサークル”を作った「Mr.Cosmo」などオーディエンスを巻き込んだユーモアあふれるパフォーマンスを見せる。さらに北島は「(HOTSQUALLの)アカマさんはメロコアバンドで一番姿勢がいい人だと思ってる。そんなアカマさんの腰が曲がるまで一緒にやりたい」と独特な言葉選びでHOTSQUALLへの愛情を表現した。OVER ARM THROWは「MUSIC」「Unity! Freedom! Opportunity!」といったメロディアスなナンバーを立て続ける。菊池信也(Vo, G)が会場付近で「疲れるからOATはいいや」という言葉を耳にしたと冗談交じりに明かし、その悔しさをはねのけるように「closing」では菊池がしゃがみこんでプレイするなどエモーショナルな演奏を聴かせた。

HOTSQUALLの3人は肩を組んでステージへ。アカマが「俺たちが千葉のHOTSQUALLだ!」と咆哮し、バンドはさっそく「Laugh at life」を投下する。しかしながらさっそく機材トラブルでギターの音が出なくなり演奏は中断。すると音の出ないギターを手にしたチフネが指揮を取り、オーディエンスはアカペラで同曲を歌い始め、大合唱が場内に広がる。アカマはうれしそうに「これがライブなんだよ!」と声を弾ませ、「ギターが出なくても、ベースが出なくても、ドラムが叩けなくてもこの歌を送るぜ!」と叫び、バンドは気を取り直して「Laugh at life」を再プレイ。場内は一層の熱狂に包まれた。MCではチフネが2日間の出演アーティストのラインナップについて、千葉の人気ラーメン店のメニューにちなんで「濃いよね。これを千葉では『超ギタ全乗せ』って言います」と表現。千葉のオーディエンスから喝采を受けていた。さらにバンドは「SUZIE」「HOW IS YOUR DREAM?」といった初期曲から新曲「Rockin' Teens」までを次々とプレイ。アカマが「みんなで空を見上げよう!」と呼びかけてから「Place in the sun」を演奏すると、場内にはこの日一番のシンガロングとハンドクラップが広がった。すべてを終えるとチフネが「これでバンドやりたい子が増えるといいな」と声を上げ、3人は達成感に満ちた表情でステージをあとにした。

最終更新:5/28(日) 12:48
音楽ナタリー