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【U20】堂安の2発で執念ドロー決勝T!「航基の分まで点取る」

5/28(日) 5:54配信

スポーツ報知

◆U―20W杯1次リーグ▽D組 日本2―2イタリア(27日、韓国・天安)

 日本はイタリアと2―2で引き分け、D組3位となり、前回出場の2007年以来となる決勝トーナメント進出を決めた。16強による1回戦で30日にB組1位のベネズエラと対戦する。MF堂安律(18)=G大阪=が前半22分に1点を返すと、後半5分には4人を抜きさる同点弾をマークした。FW久保建英(15)=F東京U―18=は今大会初めて出場機会がなかった。

【写真】前半22分、クロスボールに左足を合わせゴールを決めた堂安

 世界に「DOAN」の名前をとどろかせた。1点を追う後半5分、ペナルティーエリア手前でボールを受けたMF堂安はドリブルを開始。加速して1人を抜き去り、さらに3人の間を細かいタッチでかいくぐると、最後は冷静にGKの脇を抜くシュート。「今日は楽しくて仕方がなかった。3試合の中で1番不安、プレッシャーを感じていたけど本当に自信になりました」。日本サッカー史に残る4人抜きゴールで決勝Tへの扉をこじ開けた。

 前半3分、7分と立て続けに失点。「カテナチオ(かんぬきの意)」と呼ばれる堅守が伝統のイタリア相手に絶体絶命となったが、逆に「完全に火がついた」。同22分、今大会初先発となったMF遠藤が左サイドからDFとGKの間にクロス。「気持ちで足を伸ばしました」と体を投げ出して左足で触り、1点を返した。以降も「気持ちを見せれば、チームが変わるかなと思ってあえて仕掛けました」と攻撃陣をけん引。2得点の活躍でチームを救った。

 “相棒”の離脱に燃えないわけがなかった。「ホットラインだと思っていた」というFW小川が24日のウルグアイ戦で負傷。絶対的エースの離脱にチームには激震が走った。翌25日には2人で2時間近く話し込んだ。「今日はアイツのために戦った。(小川)航基の分まで俺が点取ると思っていた」。試合前にはベンチのGK波多野に小川のユニホームを渡し「大事な場面で得点決めたら持ってきてくれ」と依頼。言葉通り、2点目を決めた後に9番のユニホームをスタンドの小川にかかげ、チーム全員の思いを行動で“代弁”した。

 これで目標にしていた決勝T進出が決定。内山篤監督(57)は「また新たなトライができる」と選手をたたえた。通算3得点で今大会得点ランク2位の新エースは「まだまだやぞ、と言い聞かせながらやりたい」と世界の頂点を目指していく。

 小川航基
「ユニホームをかかげてくれてうれしい。この大会に人生かけてきたけど、3年後には東京五輪がある。五輪で復活したい。チームには本当に本当に頑張ってもらいたい」

最終更新:5/28(日) 7:48
スポーツ報知