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ハリル監督、イラクはラマダン中「相手は疲れる」勝負は最後の15分

5/29(月) 6:05配信

スポーツ報知

 日本代表は28日、千葉県内で6月7日の親善試合シリア戦(東京ス)、同13日のロシアW杯アジア最終予選イラク戦(イラン)に向けた海外組合宿を開始した。代表初招集のMF加藤恒平(27)=ブルガリア1部ベロエ=、バックアップメンバーのFW宇佐美貴史(25)=アウクスブルク=ら10人が参加。イラク戦の開催日はイスラム教のラマダン(断食月)期間中で、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、相手の疲労が予想される後半が勝負を分けると選手に語った。

 ハリル監督が語気を強めた。W杯出場に王手をかけるためにスタートした合宿の冒頭。海外組9人とバックアップメンバーの宇佐美、スタッフ全員が円陣を組んだ。約9分間の青空ミーティングで、イラクに勝つ方法を伝授した。

 「イラクはラマダンをしている。最後の15分間、相手は疲れるだろう。我々にとって、その15分間が重要になる。しっかりプレーしなければいけない」

 今年のラマダンは5月27日から6月25日。イスラム教徒は日没から日の出までに1日の食事を摂取しなければいけない。大半がイスラム教徒のイラク代表にとって体力的に厳しくなる時期でもある。試合終盤に勝負をつけられると力説した。

 戦う環境も着々と向上している。イラク国内の政情不安のため、イラン・テヘランのパス・スタジアムで開催される。指揮官は芝生状態が悪いと会場変更を望んだが、かなわなかった。そのためピッチの整備を要求した。「工事は完了した。君たちの仕事はそこでやるだけだ」。テヘランでの練習会場も宿舎からバスで1時間かかるが、ピッチ状態を優先して決めた。最善を尽くして舞台を整え、選手に結果を求めた。

 合宿最初の練習は約2時間行われた。戦術確認はなく、持久系のフィジカルトレーニングで終了。シーズンを終えたばかりの欧州組が心身ともに再びエンジンをかけるきっかけにした。「ワールドカップへの門を開けよう」。勝てばW杯出場へ王手がかかるイラク戦へ、ハリル・ジャパンが動き出した。(羽田 智之)

最終更新:5/29(月) 6:05
スポーツ報知