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【Bリーグ】観客&認知度増で見せた伸びしろ 「脱企業チーム」でファンと距離縮め

5/29(月) 10:03配信

スポーツ報知

 昨年9月22日に開幕したBリーグは、28日の入れ替え戦で全日程が終了。B1は27日のチャンピオンシップ決勝を制した栃木ブレックスが初代王者に輝いた。日本バスケ界にもたらした変化を検証していく。

 14年11月、国際バスケットボール連盟(FIBA)から男子2リーグ(NBLとbjリーグ)併存により、男女代表の国際試合出場停止の制裁が下った。FIBAはチェアマンに川淵三郎氏を指名。川淵氏は93年にJリーグを誕生させた手腕を発揮し、就任からわずか3か月で制裁解除へと導いた。16年9月、Bリーグは〈1〉5000人収容のアリーナでホームゲームの8割を開催〈2〉企業チームからの脱却―という条件のもとに野球、サッカーに次ぐ第3のプロリーグとしてスタートを切った。

 今季のB1入場者は昨季から1・3倍、1試合平均観客数は2777人に増加した。チャンピオンシップ4強に進んだ川崎、A東京、三河は昨季まで企業チーム。選手は仕事もあり地域でのイベント参加は制限されていたが、現在はそれが仕事に変わったことでファンとの距離が一気に縮まった。

 認知度も1年間でバレーボールのVリーグ(52%)を上回る64・8%に上昇(16年10月時点)。Jリーグは87%、プロ野球は90%とまだ差は大きいものの、10~20代をターゲットに「バレンタイン選挙」や「オールスターのメンバー選考」など、SNSで気軽にファンが参加できる企画がヒットした。10~20代の観戦意向は1年間で約10%上昇した。

 元NBAプレーヤーの田臥勇太(36)=栃木=のほか、富樫勇樹(23)=千葉=、田中大貴(25)=A東京=、辻直人(27)=川崎=らリーグの顔となる選手が増えた。それでもまだ30~50代の観戦意向は20%以下で、リーグの1試合平均観客動員数を下回るチームはB1で11もある。課題もあるが、その分だけ伸びしろも大きいと言える。(小林 玲花)

最終更新:5/29(月) 10:03
スポーツ報知