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【インタビュー】ザ・フェリーメン「このアルバムはかなり売れる」

5/29(月) 12:15配信

BARKS

ローズ・オブ・ブラックや再結成リッチー・ブラックモアズ・レインボウのシンガーとして注目を集めるロニー・ロメロ(Vo)が、プライマル・フィアや自身のバンドのマグナス・カールソンズ・フリー・フォールでの活動の他、数多くのアルバムでコンポーザー、ギター・プレイヤー、プロデューサーとして活躍しているマグナス・カールソン(G、Key)、トニー・マカパインやイングヴェイ・マルムスティーンなどの活動で知られるマイク・テラーナ(Dr)と共に新プロジェクトのザ・フェリーメンを結成し、アルバム『ザ・フェリーメン』をリリースした。様式美スタイルのメロディックなヘヴィ・メタルを展開したこの作品は、すでに世界中のメタル・ファンの間で大きな話題となっている。ザ・フェリーメンについてマグナス・カールソンに語ってもらった。

◆ザ・フェリーメン画像

――どのような経緯でザ・フェリーメンがスタートしたのか教えていただけますか?

マグナス・カールソン:僕はフロンティアーズ・レコード(イタリアのメロディック・ハード・ロック/ヘヴィ・メタル専門レーベル)で色々な仕事をしているんだけど、マグナス・カールソンズ・フリー・フォールのアルバム『キングダム・オブ・ロック』(2015年)を完成させた後、フロンティアーズ・レコードの社長のセラフィーノ・ベルジーノから電話をもらって、ロニー・ロメロと一緒に仕事をしてみないかと訊かれたんだ。YouTubeで彼がディープ・パープルの曲を歌っているのを観たことがあって、文句なしに素晴らしいと思っていたから、喜んでやると答えたよ。それが2016年の春になった頃だったと思う。そして、このプロジェクトのために曲を書き始めたんだ。

――彼のバンドのローズ・オブ・ブラックは知っていましたか?

マグナス・カールソン:勿論チェックしたよ。素晴らしいバンドだ。

――ロニーと面識は全くなかったのですか?

マグナス・カールソン:うん、なかった。でも面白いのは、彼の方は僕のことをかなりよく知っていたということだよ。というのも、彼は僕が前に手掛けたアレン/ランデのアルバムの大ファンで、以前から僕の曲や仕事を全部知っていたんだ。

――ドラマーにマイク・テラーナを選んだ理由は?

マグナス・カールソン:何人かのドラマーが候補にいたんだけど、ロニーに訊いたんだよ。「世界中のドラマーで、1人だけと一緒にやれるとしたら、一番好きなドラマーは誰か?」とね。彼がマイク・テラーナだと言ったので、それなら彼に訊いてみるよと言ったんだ。僕は彼とは全く面識がなかったから、彼に「新しいプロジェクトをやるんだけど、この曲を聴いてみて欲しい」とメールをしたんだよ。すると彼は気に入ってくれて、「やりたい」と返事をくれたんだ。

――このプロジェクトのために曲を書き始めた時、すぐにあなたの頭の中にこのプロジェクトの音楽的な方向性は浮かびかましたか?
マグナス・カールソン:もちろんだよ。ロニーはディオのようなタイプの曲を本当に上手く歌えるからね。ディオみたいな音楽をコピーしようとは思わなかったけど、ああいう音楽でもう少しモダンでもう少しパワー・メタル寄りのことをやりたいと思った。昔のディオと、もっと最近の…例えば、マスタープランのようなパワー・メタルなものを合わせて、それにアレン/ランデも加えたものにしたいと思った。だから、古いものと新しいものを融合させたものになっているんだ。

――歌詞もあなたが書いていますが、何かコンセプトはあるのですか?

マグナス・カールソン:僕が普段書く歌詞よりもダークな内容になっていると思う。死について書いたものが結構多い。フェリーマンというのも死人を運ぶ者のことだからね。でも、それと同時に常に希望も含めているよ。ダークなだけじゃないんだ(笑)。

――あなたは英語が母国語ではないですが、英語で歌詞を書くのは苦ではないですか?

マグナス・カールソン:うん、前よりは楽になっているかもしれない。でも、いつも全てをきちんと確認してクレイジーな表現になっていないかチェックしたり誰かに確かめたりするよ。例えばジョー・リン・ターナーのように英語がとても上手い人(笑)のために書く時はね。彼に奇妙な歌詞を送りたくはないから(笑)。いつも確認は怠らないよ。

――あなたはコンポーザー/ギター・プレイヤー/キーボード・プレイヤー/プロデューサー、さらに作詞家としても才能を発揮していますが、一番好きな作業はどれですか?

マグナス・カールソン:20年前だったらギター・プレイヤーと答えただろうね。でも、今はソングライターとプロデューサーだよ。ギターを弾くのはやっぱり大好きだけど、起きている間はいつも曲のアイディアなんかのことばかり考えていて、20年前に考えていたようにはクールなギター・ソロのことはあまり考えていない。今はどうやって良い曲にしようということを考えているよ。

――今後、ザ・フェリーメンで何かプランはありますか?

マグナス・カールソン:先のことは分からないけど、活動は続くという確信はある。既に素晴らしい反応が来ているからね。僕はこれまでに沢山のアルバムを作ってきたから言えるんだけど、このアルバムはかなり売れると思う。そうなると勿論レコード・レーベルは次作を作って欲しいと言ってくるだろうし、僕達全員がこの音楽を気に入っているから、もっとやりたいと思っている。でも、急いではいない。ゆっくり考えていくよ。

――フェスティバル出演や単発のショーのオファーが来たら、受けますか?

マグナス・カールソン:もちろん。既にライブのリクエストが来ているから、どうなるか楽しみにしているよ。実現したら最高だね。

取材・文:Jun Kawai
Photo by Antonio Garci

ザ・フェリーメン『ザ・フェリーメン』
2017年5月26日日本先行発売
【CD】 ¥2,500+税
※日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き
01.エンド・オブ・ザ・ロード
02.フェリーマン
03.フール・ユー・オール
04.スティル・スタンディング・アップ
05.クライ・ウルフ
06.ワン・ハート
07.ダーケスト・アワー
08.ハウ・ザ・ストーリー・エンズ
09.エンター・ユア・ドリーム
10.アイズ・オン・ザ・スカイ
11.エターナル・ナイト
12.ウェルカム・トゥ・マイ・ショウ
《日本盤限定ボーナストラック》
13.ワン・ハート(アコースティック ver.)

【メンバー】
ロニー・ロメロ(ヴォーカル)
マイク・テラーナ(ドラムス)
マグナス・カールソン(ギター/ベース/キーボード)

最終更新:5/29(月) 12:15
BARKS