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貧困の子どもに笑顔を サーフボードを南アへ 一宮で活動中

5/28(日) 11:29配信

千葉日報オンライン

 千葉県一宮町のサーフィン関係者が、貧困に苦しむ南アフリカの子どもたちにサーフボードを寄贈する活動を行っている。日本政府の国際貢献事業の一環で、27日には2020年東京五輪のサーフィン会場となる釣ケ崎海岸で、スポーツ庁の鈴木大地長官らが出席して贈呈式典が開かれた。

 町内のサーフショップ13店舗が加盟する「一宮町サーフィン業組合」が中心となり活動を展開。五輪史上で初めてサーフィンが競技に採用され、釣ケ崎海岸が開催地に選ばれたことを受け、路上生活をしている南アフリカの「子どもたちの笑顔のためにサーフボードを贈ろう」と計画した。

 政府が推進するスポーツを通じた国際協力事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の認定を受けており、いすみ市サーフィン業組合(友重達郎理事長)も協力。6月から約100本の中古ボードを集めて、8月以降に現地のNGO団体に届ける予定だ。

 贈呈式典には鈴木長官や南アフリカ大使館、NGO団体の関係者らが出席。釣ケ崎海岸では国際サーフィン大会が開かれており、一宮町サーフィン業組合の鵜沢清永組合長(41)が、NGOのトム・ヒューイット代表にボードを手渡すと、観客らから拍手が起きていた。

 鵜沢組合長は「現地の子どもたちがサーフィンを始めて、薬物や暴力に走らないように役立ててほしい。ボードを手にした子どもが、一宮の海で波に乗る日がきたらうれしい」と話した。ヒューイット代表も「いただいたサーフボードで、子どもたちの人生を変え成長させていくことを誓う」と感謝の言葉を述べた。