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脇毛そるのは時代遅れ? 若い女性のトレンドは「ありのまま」

5/28(日) 10:00配信

The Telegraph

【記者:Olivia Rudgard】
 ある調査結果によれば、英国の若い女性のほぼ4人に1人が脇毛の処理をしなくなっていることが明らかになった。

 市場調査会社ミンテル(Mintel)によると、ミレニアル世代の女性たちの間では、すね毛と腋毛を処理する割合が徐々に減少してきている。2013年は英国の16~24歳の女性の95%が脇毛を処理していると回答。2016年はこの割合が77%に減少した。

 すね毛の処理も時代遅れのようだ。2013年には92%がそっていると答えていたが、2016年には85%に減少している。

 かみそりなどのシェービング用品や除毛製品の売上高も、2015年の5億9800万ポンド(約860億円)から2016年の5億6700万ポンド(約820億円)と、5%の落ち込みを見せている。

 ミンテルで美容・スキンケア・ボディーケア部門を担当しているロシダ・カノム(Roshida Khanom)氏によれば、女性たちは健康志向に影響され、シェービングクリームや除毛クリームなどの製品は肌に悪いと考え、自然美をうたった製品を好むようになっているという。

「こうした変化に影響を与えているのが、無添加の自然食品などの摂取を奨励するクリーンイーティングと呼ばれる食事法です。女性たちは除毛剤などのせいで肌が荒れることを心配しているのです」と、カノム氏は指摘する。

「女性の見た目はこうあるべき、という社会的な期待に対する反発心もあるようです」

 化学製品を拒んで自然製品を選ぶ流行の影響力は大きく、53%の女性が「自然な」原料で作られた製品しか使わないと答えている。

 料理や食材に関するブログで注目を集めている人々も、自然派の製品を使っていることを明らかにしている。健康志向を生み出した中心人物で、自然食品の支持者でもあるエラ・ウッドワード(Ella Woodward)氏の2014年のブログには、美容の日課として、ココナッツオイル、アップルサイダービネガー、ターメリック、蜂蜜、スピルリナを使用している、と書かれている。

 カノム氏は、むだ毛をそることより他に流行として率先されていることがあるとして、自分の顔にめりはりを利かせて立体的に見せる「コントゥアリング」と呼ばれるメーク術の化粧品などにお金を使う女性が急増傾向にあると説明した。美容系ブロガーや米有名タレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)などセレブの影響だ。

 むだ毛処理に異議を唱えるフェミニストの影響もある。女優ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)は1999年、主演映画『ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)』のプレミア上映に脇毛をそらずに登場し、話題を呼んだ。

 最近では、歌手マドンナ(Madonna)の娘ローデス(Lourdes、20)が米マイアミ(Miami)のビーチで脇毛を見せたままの姿をパパラッチに撮られている。

 一方、男性衣料品市場の成長は女性衣料品を上回っている。統計によれば、男性衣料市場の成長が2.8%であるのに対し、女性衣料は推定1.3%と、この5年間で最低レベルを示した。女性用バッグ市場も低迷した。2015年は5.3%の成長だったのに対し、2016年は2.6%にとどまった。

「この部門は、高級品市場の低迷に加えて、人々がファッションに使っていたお金をレジャーに使う傾向が続いているために打撃を受けた」と、ミンテルの報告書「英国人のライフスタイル(British Lifestyles)」は述べている。

 同報告書によれば、男性の場合は、見た目に対する関心の高まりを受けて、コンディショナーの売上高が上昇したという。2016年は16~24歳の男性の70%がコンディショナーを使うと回答。2015年は44%だった。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:5/28(日) 10:00
The Telegraph