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『人として強くなる』 バド桃田選手が復帰戦白星、決意の再出発

5/28(日) 8:03配信

福島民友新聞

 違法カジノ店での賭博による出場停止処分が解けた男子シングルス桃田賢斗(22)=NTT東日本、富岡高卒=が27日、さいたま市で開幕した日本ランキングサーキットで約1年2カ月ぶりに実戦復帰した。男子シングルス1回戦で和田周(ジェイテクト)に2―0(21―7、21―8)でストレート勝ち、28日の2回戦に進んだ。

 公式戦出場は昨年4月のマレーシア・オープン以来。桃田は第1セット立ち上がりから5連続得点するなど相手を圧倒。得意とするネット際での巧みなプレーも見せた。桃田は試合後、報道陣に「今日がゼロからのスタート。応援してくれる人、支えてくれる人のために一生懸命頑張っていきたい」と話した。

 桃田は世界ランキングで最高2位まで浮上、昨年のリオデジャネイロ五輪での活躍が期待されたが、賭博問題で日本バドミントン協会から処分を受け、無期限の出場停止処分を受けた。

 2020年東京五輪に出場するには日本代表に復帰して国際大会でポイントを稼ぎ、ランキングを上げる必要がある。

 「人として強くなりたい」。桃田賢斗選手(22)=NTT東日本、富岡高卒=は1年2カ月ぶりの復帰戦で観衆に深々と頭を下げた。復帰への感謝を伝えることで2020年の東京五輪に向け再スタートを切った。

◆桃田選手に聞く 「拍手で緊張ほぐれた」 

 桃田選手は試合後、報道陣の取材に応じ、信頼回復に向けて「人として強くなっていきたい」と決意を語った。

 ―復帰戦を白星で飾った。

 「緊張したが、コートに立てる感謝の気持ちが大きかった。会場に入った時に拍手されたことで、少し緊張もほぐれた。試合の初めは地に足が着かない感じだったが、途中からは一球一球を大切にできた」

 ―処分中にバドミントンへの向き合い方に変化は。

 「前よりも自分に厳しく取り組めていると思う。苦手だったランニングやウエートトレーニングもしっかり積んでいる」

 ―今後の目標は。

 「あまり先のことは考えていない。この大会では感謝の気持ちを持って自分らしく戦いたい」

 ―県民にメッセージを。

 「福島県やファンの皆さんを裏切る形になってしまった。コート内外での立ち居振る舞いで少しずつ信頼回復できるように、人として強くなっていきたい」

福島民友新聞

最終更新:5/28(日) 8:03
福島民友新聞