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源平合戦由来の勇壮な和船こぎ比べ 岡山・笠岡で「おしぐらんご」

5/28(日) 18:35配信

山陽新聞デジタル

 源平合戦に由来するとされる岡山県笠岡市金浦地区の伝統行事「おしぐらんご」(市重要無形民俗文化財)が28日、金浦湾であり、赤(平氏)と白(源氏)の旗ざおを掲げた和船を使って勇壮なこぎ比べが繰り広げられた。

 鉢巻き、締め込み姿の男衆や地元の小中学生、女性グループがそれぞれ紅白に分かれて船に乗り込み、約500メートル区間で速さを競った。乗り手たちは「そりゃー」「押せー」などと威勢の良い声を上げ、力を振り絞って櫓(ろ)をこいだ。

 護岸には観光客らが詰め掛け、迫力たっぷりのレースを写真に収めたり、盛んに声援を送ったりした。家族5人で訪れた福山市の会社員(43)は「小さな子も懸命に船をこいでいて、力のこもった激しい争いに驚いた。伝統をずっと受け継いでいってほしい」と話していた。

 おしぐらんごは「こぎ比べ」の意味。こぎ手不足で1961年にいったん途絶えたが、87年に地元住民が保存会を結成し、復活させた。