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「日本一懐かしい遊園地」 るなぱあく人気 企画続々 昨年度遊具利用は最多146万人

5/28(日) 6:00配信

上毛新聞

 群馬県の前橋市中央児童遊園「るなぱあく」が人気だ。昨年度の遊具の延べ利用者は約146万人で、1954年の開園以降、最多を更新した。昔懐かしい雰囲気を大切にしつつ、新たなイベントを次々に企画し、インターネットを使った情報発信にも力を入れている。

◎利用料10~50円 入念な整備も強み

 5月のある平日の午後、県庁近くの同園に親子連れが次々と訪れていた。「自分も子どもの頃よく遊んだ。父親になった今は月に1度は来ている」。長男(2)と来園した柳沢駿介さん(32)=渋川市=は、親しみを込めて話す。

 遊具は国の有形文化財になっている木馬や、豆汽車、メリーゴーラウンドなど8種類。利用料は1回10円か50円と格安だ。長男(3)と遊びに来た菊地千恵美さん(38)=前橋市=は「利用料が安いから、気軽に立ち寄れる」と魅力を語る。

 遊具の利用者が最も多かったのは1986年度の約141万人。市が指定管理者制度を導入した2004年度以降は110万~120万人台で推移していた。

 15年度から管理運営を担うオリエンタル群馬(同市)は、夜間開園や遊園地の仕事体験イベントといった新しい試みを実施。昨年12月には休憩場所と軽食販売を兼ねた新施設を設けた。こうした話題をインターネットの交流サイトなどで積極的に発信している。利用者数は15年度約130万人、16年度約146万人と増加した。地元のリピーターだけでなく、県外から訪れる人も多いという。

 入念な遊具の整備も利用者数増に大きく寄与した。15年度は故障に伴う長期の運休が複数回発生したが、点検業者やメーカーと連携して整備を徹底。16年度は長期の運休ゼロを達成した。

 副園長の井階渉さん(32)は「歴史を生かしつつ、イベントなどの付加価値を考えて魅力を高めたい」と説明する。市公園管理事務所は「さまざまな仕掛けで『新たなるなぱあく』をつくってもらえている」と取り組みに期待する。

最終更新:5/28(日) 9:24
上毛新聞