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キャベツ・タマネギをロボが自動収穫、立命館大など 25年めど商品化

5/28(日) 8:01配信

日刊工業新聞電子版

ドローン画像から収穫野菜検出

 立命館大学は農研機構北海道農業研究センターやヤンマー、豊田自動織機などと共同で、露地野菜の収穫・集荷作業の自動化に取り組む。業務用に使われる加工用野菜で輸入比率の高いキャベツとタマネギを中心に、収穫や集荷作業を人工知能(AI)とロボットを用いて自動化する。薬剤散布用ドローン(飛行ロボット)の併用などで全体工程の省力化を図る。2025年度までに商品化を目指す。

 農林水産省の革新的技術開発・緊急展開事業の一環。ヤンマーが市販しているトラクターをベースに周辺技術を開発する。走行技術も精度を上げる。

 キャベツやタマネギが傷ついたり、泥が多く付いたまま収穫したりすることのないよう位置・姿勢計測装置や自動走行基盤技術を開発。収穫時の根の自動高精度切断法の開発や、不要な外葉を効率よく取り除く周辺装置も開発する。「個々の企業が持つ技術を全体として取りまとめ、農業法人が使えるようシステムの低価格化を目指す」(深尾隆則理工学部教授)。

 畑に数多くあるキャベツから収穫時期にあるものだけを収穫するシステムも開発する。ドローンで撮影した画像から、AIのディープラーニング(深層学習)を用いて対象野菜を検出する。

 プロジェクトには他に、オサダ農機(北海道富良野市)やエンルート(埼玉県朝霞市)、衛星ネットワーク(東京都港区)、訓子府機械工業(北海道訓子府町)、鹿追町農業協同組合などが参加する。オサダ農機はキャベツ収穫機の自動走行基盤技術や自動高精度切断法、外葉調整技術の開発、豊田自動織機はフォークリフトの自動走行制御の基盤技術を担当する。

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