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トランプ大統領、ロシアへの機密漏えい疑惑「CIA、FBIによるリーク合戦が続いて、かなり苦境に追い込まれる」

5/28(日) 12:56配信

AbemaTIMES

 トランプ大統領のロシアとの不適切な関係を巡っては“機密漏えい”疑惑も噴出している。15日付のワシントン・ポストによると、トランプ大統領がロシア外相と会談した際、過激派組織「イスラム国」に関する機密情報を漏らしたという。また、17日付のニューヨーク・タイムズによると、漏えいした情報はイスラエルから提供された「イスラム国」によるノートパソコンを使った航空機テロ計画だとみられている。

 しかし、ホワイトハウスはすぐさま報道を否定した。マクマスター大統領補佐官は「報道された内容は虚偽だ」と述べた。ところがトランプ大統領自身はツイッターに「テロや航空の安全に関する事実をロシアと共有したかった」と情報漏えいを認めたとも取れる内容を書き込んだ。

 アメリカ政府関係者によると、アメリカ情報機関の“反ロシア感情”は強く、「よりによってロシアに漏らすか」と職員たちは激怒しているとも言われる。ロシアのプーチン大統領は「私はラブロフ外相を叱らなければならない。なぜなら私にも情報機関にも機密情報を伝えなかったからだ」と皮肉まじりに疑惑を否定した。

 国際弁護士の湯浅卓氏は「これ(ロシアに情報を漏らしたこと)は法的には問題ない。イスラエルの方々を危険にさらすという人道的には問題だけれども、それ自体が国際法で罰せられるような罪ではない」と解説した。

 国際ジャーナリストの小西克哉氏は「(他国からの情報を第三国に漏らしたら)高官の場合は罪になるが、大統領の場合は外交政策のトップということで、罰則規定がない」と湯浅氏と同様の見方を示した。

 湯浅氏は「実務の立場では、ソ連の時代もロシアの時代もそうだが、ロシアは交渉の条件を全部テーブルに出す。その時にアメリカの国務省は伝統的に何をやっていたかというと、ロシアとはロシア語で交渉したいと。それがアメリカの国務省のエリートの誇り。それをトランプは打ち破って、英語で好き勝手にやりだした」と外交の裏話を披露した。

 ジャーナリストの堀田佳男氏によると、大統領が罷免された場合、次に大統領になる順番が決まっているという。小西氏は「(罷免されたとして)ペンスがトランプを恩赦するかどうかが焦点。ニクソンの時にはフォードが恩赦した。これによって政治が動く。圧倒的に人気がなくなる」と罷免された場合の展開について予想した。

 湯浅氏は「トランプが弾劾されるのは、クシュナーが裏切った時。その場合は1年以内に職を追われると思う。しかし、裏切らなければ残ると思う」と予想した。トランプ大統領はFBIのナンバー2は押さえていて、その辺りのハンドリングは意外と巧みだという。また、トランプ大統領の姉が裁判官で、彼女のアドバイスをいつも受けていて、法的な問題を押さえているという。

 堀田氏は今後について「CIA、FBIによるリーク合戦が続いて、トランプ大統領はかなり苦境に追い込まれると思う」と予想する。

 トランプ大統領の情報漏えい疑惑はまた始まったばかりで、今後の展開に目が離せそうにない。

(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)

最終更新:5/28(日) 12:56
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