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<千葉市長選>熊谷氏3選 2期8年の実績評価 「97万人が納得の市政を」

5/28(日) 20:12配信

千葉日報オンライン

 任期満了に伴う千葉市長選は28日投開票され、無所属で現職の熊谷俊人氏(39)が3選を果たした。共産党県中部地区准地区委員で新人の大野隆氏(48)=共産推薦=を大差で退けた。熊谷氏は行財政改革や待機児童減少など2期8年の実績を強調。前回選挙同様に「市民党」を掲げ、多くの政党や会派、団体から応援を受け、幅広い支持を集めた。熊谷市政への評価が主な焦点になり、事実上の信任投票の様相を呈した。投票率は29・07%で、前回(31・35%)を2・28ポイント下回った。

 熊谷氏は、子育てや教育環境の充実、幕張新都心への産業集積と観光振興、中心市街地の活性化などが公約。3期目へ財政健全化路線を維持した上で投資的経費を増額し、「誰も置き去りにしない社会」をテーマに支援施策の充実を訴えた。

 3選が決まり、支援者から花束を贈られると満面の笑顔。引き続き県都のかじ取り役を担うことに「97万市民が納得する全員参加型の市政をつくる。誰も置き去りにしない市民福祉を果たしていく」と、抱負を語った。

 盤石の態勢で3度目の市長選を戦った。民進党県連と公明党県本部が支持し、前回選挙よりも手厚く後方支援に回った。独自候補の擁立を見送り、市長選を巡り方向性を示さなかった自民党も多くの議員が応援に駆け付け、事実上の自主投票。実質的な与野党相乗りとなり、市議会会派の市民ネットワークちばとも政策協定を結び、連合が推薦するなど、3期目への視界は良好だった。

 ミニ集会に力を入れて有権者との対話を重視し、若年層の投票につなげようと、千葉市長選では今回から解禁になったネット選挙をフル活用。以前から続けていたツイッター対話や市政課題のネットアンケートなど、情報発信とともに有権者の声を吸い上げ、市民の政治参加や政策議論を促し、得票につなげた。

 大野氏は、小中学校普通教室へのエアコン設置や市庁舎建て替え凍結などを対立軸に掲げた。分かりやすい公約で票の掘り起こし、浮動票の獲得を図ったが、告示まで1カ月を切ってから出馬表明するなど出遅れと知名度の低さが響き、浸透を図れなかった。

 当日有権者数は78万2769人(男38万7900人、女39万4869人)。

◇熊谷氏の略歴 千葉市長、元千葉市議、NTTコミュニケーションズ社員。神戸市出身。早稲田大学政治経済学部卒。千葉市中央区松波在住。

◆千葉市長選開票結果 =選管確定=

当 182081 熊谷 俊人 39 無現(3)
   41870 大野  隆 48 無新=共産推薦=