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「長崎の声届けたい」核禁条約交渉、被爆者2人傍聴へ

5/28(日) 9:57配信

長崎新聞

 核兵器禁止条約の制定に向け、米ニューヨークの国連本部で6月に交渉会議が再開されるのに合わせ、長崎から被爆者2人を含む4人が会議傍聴のため渡米する。すべての国に制定を求める「ヒバクシャ国際署名」の活動開始1周年記念の集いが27日、長崎市であり、派遣される被爆者が「核廃絶を求める長崎の声を届けたい」と決意表明した。

 集いは「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」が主催し、約130人が出席した。傍聴に訪れる被爆者は、同会の共同代表で非政府組織(NGO)核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長の朝長万左男さん(73)と、県平和運動センター被爆連副議長の川副忠子さん(73)。

 朝長さんは「NGOの代表として会議で発言できないか(国連に)申請している。各国の代表に長崎の声を届けたい」、川副さんは「条約制定を核廃絶へ向けたスタートにしたい」とそれぞれ思いを述べた。

 2人のほか、日本民主青年同盟の筒井涼介さん(23)と新日本婦人の会の中西明香さん(43)=いずれも長崎市在住=が、会議が始まる6月15日に合わせて渡米。前半の議論を見守るほか、現地で核廃絶を訴える予定。会議は7月7日まで開かれ、条約文の採択を目指す。

 署名活動は昨年4月に日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が始め、本県では翌月にスタート。集いでは、これまでに県内で計5万2889筆が集まったと報告があった。

長崎新聞社

最終更新:5/28(日) 9:57
長崎新聞