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【スーパーフォーミュラ】第2戦岡山レース2:残り9周のスプリント、守りきった関口雄飛が逆転優勝

5/28(日) 16:06配信

motorsport.com 日本版

 スーパーフォーミュラ第2戦岡山レース2。関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、1周目にピットインする戦略を成功させトップを奪還。終盤の石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)の猛攻を凌ぎきり、逆転優勝を果たした。

【写真】スーパーフォーミュラ第2戦岡山レース2のスタートシーン

 気温27度、路面温度41度という汗ばむ陽気の中、午後14時25分にフォーメーションラップが開始され、51周のレース2がスタートした。レース2は前日に行われたレース1とはフォーマットが異なり、ピットストップとタイヤの4輪交換が義務付けられている。

 ポールポジションの石浦は、トップでターン1をクリア。4番グリッドのアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が抜群の蹴り出しを見せて関口を交わし3番手に浮上した。5番グリッドのピエール・ガスリー(TEAM 無限)は、ターン1外側のグラベルにタイヤを落とす場面もあったが、なんとかポジションを守った。中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)はアトウッドコーナーで飛び出してしまいグラベルへ。ウォールへの接触は免れたが、最下位までポジションを落とした。

 オープニングラップを済ませ関口、ガスリー、国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)、大嶋和也(SUNOCO Team LeMans)など、続々とピットインを行った。

 3周目を終え、ピットストップを終えた中ではトップの9番手となった関口は、オーバーテイクシステムを使いながらハイペースで周回。トップの石浦よりもコンマ5秒以上速いタイムで猛烈な追い上げを開始した。

 3番手のロッテラーは、その関口を警戒し7周目にピットイン。8.1秒という素早いピット作業でチームは彼をコースに送り出すも、ピット出口にたどり着く頃には、関口が脇を通り過ぎて行った。

 10周目、ピットインせずに走り続けているトップの石浦と2番手山下健太(KONDO RACING)との差は4秒に開いた。3番手以下は小林可夢偉(KCMG)、フェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)、山本尚貴(TEAM 無限)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、ニック・キャシディ(KONDO RACING)。彼らはまだピットインをせず、8番手に関口が続いた。

 石浦はコンスタントに1分16秒台のタイムを並べ、少しペースが落ち着いてきた関口と遜色ないペースで走行を続けた。可夢偉は少し苦しいか、バックストレートエンドでタイヤをロック。その後ろからはローゼンクビストが近づいてきた。

 可夢偉は21周目にピットストップ。2周目にピットストップした伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の後ろ、ガスリーの前の10番手でコースに復帰した。前がいなくなったローゼンクビストは、石浦から12秒弱離された山下よりもコンマ3秒以上速いペースを発揮。23周目には1分16秒450をマークした。

 キャシディは26周目にピットインするも、右フロントタイヤの交換に手間取りタイムロスし、14番手となった。キャシディは29周目にバックストレートでオーバーテイクボタンを押し、13番手の大嶋に迫るも攻略はならなかった。

 29周を終え、石浦と関口の差は約28秒。2番手の山下と3番手ローゼンクビストは1秒以内の接近戦となった。31周目のバックストレートで両者がオーバーテイクボタンを押し合う展開となったが、ポジションはそのままで先に山下がピットに飛び込んだ。

 その山下だが、左リヤタイヤの交換に時間がかかってしまい、静止時間14秒とタイムロス。ガスリーの前、7番手に後退した。

 石浦は34周終了時点でピットへ。その直前で関口との差は26秒。これでは実質トップは維持できず。それどころか、アトウッドコーナーまでに実質3番手のロッテラーにまで迫られた。石浦はなんとかこれを退け、実質2番手をキープした。

 これで、ピットストップを残すのはローゼンクビストのみ。ただ彼は36周目に1分16秒328と自己ベストを更新する走りだ。

 39周目、ターン2で伊沢がクラッシュ。スポンジバリアにマシンが埋まりセーフティカーが出動となった。ローゼンクビストはこれを見てピットインし、4番手でコースに復帰した。

 レースは残り9周で再開。関口はマシンをふらつかせながらもトップをキープした。後方では、12番手のキャシディが大嶋のインに飛び込み、オーバーテイクを成功させた。

 トップの関口と石浦の差は1周回りきった時点で1.4秒。3番手ロッテラーの後ろからは、フレッシュタイヤを履いたローゼンクビストが迫る。ただ、ローゼンクビストのオーバーテイクシステムは既に残弾が0だ。

 47周目、トップ2は完全にテール・トゥ・ノーズ。オーバーテイクボタンはお互い1発を残すのみだ。低速コーナーで明らかに挙動が苦しい関口のマシン。ただ、大きな破綻を見せない関口に、石浦は攻略の糸口をつかめず、ファイナルラップに突入した。

 ファイナルラップのバックストレートでオーバーテイクボタンを押す石浦と関口。その接近戦はフィッシュラインまで続いたが、石浦の猛攻を凌ぎ切った関口が逆転で優勝を飾った。

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