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「今の僕にはそういうことしかできない」…チームを支えるU-20代表GK波多野豪&GK山口瑠伊

5/28(日) 20:05配信

ゲキサカ

 フィールドプレーヤーに比べると、出番が訪れる機会は極端に少ない。フィールドプレーヤーは10人がピッチに立てるのに対し、GKは1人しかピッチに立てないのだから、当然だ。そして、第1GKが定まっていれば、余程のアクシデントがない限り、第2GKと第3GKの出場機会は巡ってはこないだろう。しかし、GK波多野豪(FC東京)とGK山口瑠伊(FCロリアン/フランス)は腐らずに練習に打ち込み、コンディションを整えて緊急事態に備えるだけでなく、チームのために働いている。

 ピッチ上でチームに貢献できる機会は限られるかもしれないが、ピッチ外でできることがある。そう2人は口にする。波多野が「試合が途切れたときに水を渡すとか、選手が気持ち良くピッチに入れるように声を出して盛り上げるとか。今の僕にはそういうことしかできないけど、試合に出る選手がストレスないようなサポートをしてあげたい」と話せば、山口も「試合中にできることは限られるけど、ベンチから声を出したり、チームのサポートを100パーセントでやりたい」と語った。

 決して腐ることはない。それは、この場に来れなかったメンバーへの思いを背負っている自覚があるからだ。「この輪に入りたくても入れない選手がいるので、腐らずにチームのために何ができるかをいつも考えている」(波多野)、「ここに立ちたくても立てない選手たちがいる」(山口)。予選を戦ってきたメンバーらとのポジション争いを制して、U-20W杯行きのチケットを手に入れた。メンバーに選ばれた以上、最後までチームのために戦う覚悟がある。

 チームを支える2人は、ともに節目の日を迎えた。「笑顔あふれる一年にして、悔いのないように一日一日を楽しく過ごしたい」と語る波多野が5月25日、そして「この年で海外でプレーしているのはすごくいいことなので、これからもいろいろな国、クラブを見に行きたい」と語る山口が5月28日に誕生日を迎え、ともに19歳となった。チームメイトからも祝福され、心機一転、世界との戦いに挑もうとしている。

 ウルグアイ戦で負傷したFW小川航基(磐田)が28日にチームを離れ、残されたメンバーは20人となった。ピッチに立つ者がいれば、ピッチに立てない者もいるだろう。しかし、一人ひとりがチームのために働き、チーム一丸となって、まずは決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦の勝利だけを目指す。

最終更新:5/28(日) 20:06
ゲキサカ

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