ここから本文です

<北朝鮮写真報告>映像に記録された少女たちの受難(7) 大飢饉時代のホームレス少女の苦難を振り返る-2(写真4枚)

5/29(月) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

その重要な映像が撮影されたのは1998年10月ことだった。

数年前より、北朝鮮から夥しい数の難民が中国に流出していた。難民たちは口々に「飢えで人がばたばた死んでいる」と証言。国内はいったいどんな状況なのか。その実像が初めて映像で記録されたのが、ここに紹介する写真である。

【関連写真を見る】 映像に記録された少女たちの受難(3) 性被害にあう女児たちも(写真4枚)

朝鮮の歴史上、未曽有の大飢饉。この時期のことを北朝鮮では「苦難の行軍」と呼ぶ。その最大の犠牲者は子どもたちだった。写真の少女たちは、生きていれば20代半ばから30歳ぐらいだろう。

掲載された写真はすべて1998年10月に江原道元山市でアン・チョル氏が撮影したものである。(石丸次郎)

←無言で力なくゆっくり立ち上がった少女。髪は栄養不良のせいか脱色していた。コップで汲んだ水をなかなか捨てようとしなかった。

←闇市場を兄と徘徊していた女児。「母親は死亡、父親は帰ってこない」という。頭髪を短く刈られていた。5歳ぐらいだろうか。

←市場で地面に落ちた食べ物を拾い食いをしていた少女。「親はいないの?」と撮影者が訊くと小声で「はい」と答えた。10歳ぐらいに見える。