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月末に退職すると社会保険料が2倍になって損するって本当? 「退職日と社会保険料徴収のルール」を知っておこう

5/29(月) 6:01配信

マネーの達人

社会保険(健康保険、厚生年金保険など)の世界には、一般の常識と少しかけ離れたことがあり、この手続きの仕事を始めた当時は、少し戸惑いを覚えました。

そのひとつが社会保険の資格喪失日であり、普通に考えれば「社会保険の資格喪失日 = 退職日」になりそうな感じがしますが、

社会保険の資格喪失日 = 退職日の翌日

が正しいのです。

この理由として社会保険の被保険者資格が完全になくなるのは、退職日が終了して次の日の午前0時を、迎えてからになるからです。

資格喪失日が属する月の前月分まで、社会保険料が徴収される

今月分の社会保険料は原則として、翌月に支払われる給与から、徴収するルールになっております。

5月分の給与から控除されているのは、5月分の社会保険料ではなく、4月分の社会保険料になるのです。

また社会保険料は原則として、資格喪失日が属する月の前月分までを、徴収するルールになっております。

■5月25日に退職した場合

資格喪失日はその翌日の5月26日になり、その前月である4月分の社会保険料を、5月分の給与から控除したら、社会保険料の徴収は終了するのです。

■5月31日に退職した場合

資格喪失日は、その翌日の6月1日になります。

月末に退職すると、2か月分の社会保険料が徴収される

社会保険料は原則として、資格喪失日が属する月の前月分までを、徴収するルールになっているので、月末退職の場合は4月分だけでなく、5月分の社会保険料も徴収されます。

つまり5月25日に退職する場合と比較して、1か月分だけ社会保険料を、余分に徴収されてしまうのです。

■社会保険料の徴収ルール

なお今月分の社会保険料は原則として、翌月に支払われる給与から徴収するルールなので、5月分の社会保険料は、6月分の給与から控除します。

しかし給与の締め日の関係で、6月に支払われる給与がない場合、または6月分の給与が少なくて、社会保険料を控除しきれない場合には、5月分の給与から2か月分(4月、5月)の社会保険料を控除します。

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最終更新:5/29(月) 6:01
マネーの達人