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【バレー】佐藤美弥(日立) 「中田監督からいろいろなお話を聞き、これまで経験したことのないバレーの世界観を知ることができたら」前編

5/29(月) 8:00配信

バレーボールマガジン

今年は二度目の全日本選出を果たした佐藤美弥選手。リーグの話、同期の佐藤あり紗選手との絆、セッター歴や他チームの選手との交友関係、そして、全日本に向けての意気込みなどを語ってもらった。

リーグは後半戦が苦しい戦いに

――V・プレミアリーグ2016/17を振り返って、これまでと違ったところとか、感じたことはありますか?
佐藤:昨シーズンは準優勝という結果でしたが、気持ちの面でそれまではチャレンジリーグから上がって、下に落ちたくない、負けたくないという思いの方が強かったと思うんですけど、今シーズンは勝ちたい、優勝したいという本当の意味で上を狙って戦えたと思います。実際は、前半戦はよい試合ができて、チームの状態もよかったと思うんですけど、中盤にかけて、ケガ人も出て、苦しい戦いでした。

――個人的にはどんなリーグでしたか?
佐藤:やはり自分自身の波が大きく、負けた試合ではアタッカーに負担をかけて、自分がリズムを作れなくてというパターンが多かったので、前半戦できていただけに、本当に悔しかったです。

――全体的に混戦しましたが、やりにくい部分はありましたか?
佐藤:どこかのチームがダントツでトップにいたわけではなかったので、そういう意味では上に転がり込めるというか、チャンスはあったと思うんですけど、そういう大事な試合で勝てなかったのは弱さだなと思います。

――大事な試合について、例えばこの試合というのはありますか?
佐藤:ファイナル3もギリギリで決まって、やっとつかめたチャンスだったんですけど、それまでのチーム状態が上手く回ってなかったというのもあり、そこでまたひとつ切り換えることができずに、悪い状態のままファイナル3の試合も終えてしまったかなと感じます。

――逆にご自身が成長できた部分はありますか?
佐藤:うーん、どうですかね? うまくいく試合は本当に偏りのない配球ができていたかなと思うんですけど、そういった部分ではこの試合はよかったと思える試合もありましたが、課題の方が多く残りました。

――ご自身の課題はどんなところだと思いますか?
佐藤:相手の観察もそうですし、状況判断しなければならない場面で、もっとよい判断をしていかないと。相手チームが有利に試合を展開してしまい、そうするとどうしても後手に回ってしまって、守りに入るようなシーンも多かったので、相手を見ること、判断することというのはもっと練習やいろいろな試合から学んでいかなければならないと思います。

――松田明彦監督がチームを去られるということですが、同じセッター出身の監督ということで学んだ部分はありますか?
佐藤:松田監督が指揮を執ってくれてから、本当に周りから評価していただけるようになりましたし、技術面もそうですが、ゲームメイクという部分では試合中もたくさんヒントをもらいながらやっていたので、そういう部分でいろいろ勉強させてもらいました。

――今年度の全日本に選出され、中田久美監督がやはりセッター出身ですが、どんなところを吸収したいですか?
佐藤:やはりセッター出身で経験が豊富な監督さんだと思うので、自分は世界経験も少ないですし、いろいろお話を聞いてみたいです。やはり、セッターだといろいろな考えを持っていて、人によって考えることが違うポジションだと思うので、新しい世界観というか、自分がしたことのないようなバレーができるのかな?と思い、そこは楽しみでもあります。

速いバレーを初めて経験した大学時代

――セッター歴について教えてください。最初にセッターになったのはいつですか?
佐藤:小6の時からです。

――当時から大型セッター?
佐藤:その頃は小さくはなかったですけど、中学校で身長が伸びたので…。

――170cmを超えたのは中学の時?
佐藤:そうですね。

――バレーを始めたのはいつからですか?
佐藤:小4です。セッターになるまではレシーバーでした。

――レシーブは得意でしたか?
佐藤:いいえ、得意じゃないです(笑)人数の少ないチームだったので、自分だけ初心者みたいな感じで入っていて…。

――いいセッターはレシーブが得意だとセッター出身の監督が言っていましたが、レシーバーの経験が役に立ったのではないでしょうか?
佐藤:そこは、自分の弱点だと思っているので…。

――これまでに目標にしたセッターの選手はいますか? レシーブが得意なセッターといえば、例えば竹下佳江さんなどがいますが…。
佐藤:やはり、竹下さんはトスだけじゃないし、現役時代はチームの精神的柱になっていたのが見ていてわかったので、そういうメンタルの面でもすごい選手だなと思っていました。

――ご出身の大学(嘉悦大学)は大学リーグのトップクラスですが、そこではどんなことを学びましたか?
佐藤:高校までエースに高いトスを上げて打ってもらうという形のバレーだったので、大学に入って速いテンポのバレーというのに悩んだり、苦労したりしました。

――現在は速いトスを武器にされていますが…?
佐藤:でも、速いトスを上げられるようになったのは、本当に最近のことですね。

――そこは松田監督との出会いが大きかったのでしょうか?
佐藤:はい、そう思います。

後編に続く

高井みわ