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Bリーグ集客5割増 SNSによる集客戦略奏功

5/29(月) 10:40配信

北海道新聞

レバンガ健闘7位

 国内2リーグを統合し、昨年9月に開幕したバスケットボール男子のBリーグは、27日のチャンピオンシップ決勝で栃木が川崎を下し、初代王者に輝いた。今季のB1(1部)18クラブのレギュラーシーズン総入場者数は約150万人で、昨季より5割増。会員制交流サイト(SNS)を活用した集客戦略が功を奏し、オールスターや決勝のチケットは数時間で完売する人気ぶりで、国内の新たなプロスポーツとして上々の船出となった。

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 東京・国立代々木競技場で行われた決勝。1万144人で満員の会場は音楽や映像を使った派手な演出で盛り上がり、互いに譲らぬ白熱の試合に酔いしれた。初観戦した都内の会社員平賀愛さん(26)は「演出も含めてかっこいい。ドキドキした」と興奮しきりだ。

 B118クラブのレギュラーシーズン1試合当たりの平均入場者数は、昨季と比べ32%増の2777人。全18クラブが数字を伸ばし、首位は千葉の4503人。レバンガ北海道は2796人(7位)と健闘し、設立6季目で初の黒字化も達成できる見込みだ。通信大手ソフトバンクと4年総額120億円で契約した全公式戦の有料ネット中継も好調で、Bリーグの大河正明チェアマンは「初年度から成長を遂げることができた」と評価した。

フォロワー38万人

 成功の背景の一つには、ツイッターなどのSNSを使った集客戦略がある。Bリーグに関心を示す10~20代をターゲットに各試合のハイライト動画などを配信。流行に敏感な女性を意識し、観戦の雰囲気を盛り上げるネイルアートを取り上げたり、レバンガの選手がご当地自慢をするライブ動画を投稿したりして「おしゃれ」「おもしろい」というイメージを拡散させた。

 BリーグのSNSの総フォロワー数は約38万人に達し、関心のない人たちにも認知度を高めた。SNS上で試験配信した開幕戦は300万人が視聴。各試合会場には20代の女性ファンの姿が目立った。

 Bリーグは、各クラブが独自に展開するSNSのフォロワー数を順位付けして競争意識をあおった。平均入場者数首位の千葉はSNSフォロワー数もトップ。地元自治体などと連携した地域密着でもファンを広げた。集客力を重視するBリーグは各クラブに支給する配分金にもフォロワー数を反映させる考えで、レバンガ北海道広報の太田雅樹さんは「SNSの拡散力は欠かせない」とオフシーズンも配信に力を入れる。

北海道新聞

最終更新:5/29(月) 10:40
北海道新聞