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千葉大会直前!初心者が体験したレッドブル・エアレースの魅力

5/29(月) 19:41配信

sorae.jp

空を駆ける飛行機のスピードレース、エアレース。2015年にレッドブル・エアレースが初めて千葉で開催され、日本でも知名度が高まったが、現地やテレビで見たという方はまだ少数派ではないだろうか。長くスカイスポーツを趣味とする筆者も、エアレースを見に行ったことはなかった。そんな筆者が6月3日・4日のレッドブル・エアレース千葉大会の前に一足早く、4月のサンディエゴ大会を取材する機会を得た。その模様のレポートを含め、エアレースの魅力を紹介しよう。

時速370km、1秒で1回転できる「空飛ぶレーシングカー」

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは、1年間に世界8箇所の大会で最速のエアレースパイロットを決める、世界唯一の競技会だ。ではエアレースとは何か。おおざっぱに言えば、自動車レースの飛行機版と考えればいいだろう。最新のスポーツ専用機を徹底的にチューンして、操縦技術を磨き上げたパイロットが操縦してタイムを競う。

大会会場に着いて最初に飛び込んできたのは、レース機の心地よいサウンドだ。プロペラ機特有の「ブーン」という乾いた音は、自動車ともジェット機とも異なる、軽快さと力強さを持っている。レッドブル・エアレースに出場する14名の選手のうち13名が使用する「エッジ540」は、340馬力のエンジンを搭載した1人乗りプロペラ機だ。機体の最高速度は426km/h、またロールレート(機体を横転方向に回転させる速度)は毎秒420度で、1秒弱で横に1回転できてしまう。

日本の室屋義秀選手が使用しているのは、最新機種「エッジ540V3」。レース機は日々進歩しており、最新機種以外で優勝するのは難しいという。レース中は急旋回で機体に猛烈な抵抗が掛かるため、エンジンは終始フルスロットルのままだ。自動車で言えばアクセルをベタ踏みしたまま、ハンドル操作でコースを駆け抜けるようなもの。パイロットには10Gもの荷重に耐える強靭な体力と、正確無比な操縦テクニックが求められる。室屋選手によれば、操縦のタイミングは事前に繰り返しイメージトレーニングしており、景色を見ながら飛ぶのでは間に合わないそうだ。

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最終更新:5/29(月) 19:58
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