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レアル史上最強FW、退団の理由はたった「100g」の肉?

5/29(月) 12:20配信

theWORLD(ザ・ワールド)

鬼軍曹は理解できない?

たった100gという数字が、彼のキャリアに大きな影響を与えた。少なくとも“怪物”と恐れられた元ブラジル代表のロナウド氏はそのように打ち明けている。

2002年の夏。当時世界でも指折りのストライカーとして名を馳せていたフェノーメノがスペインの名門レアル・マドリードと契りを交わすと、初年度からその才能を惜しみなく発揮。華麗なるシザースフェイントから繰り出される魔法のようなドリブルと、容赦なくネットを揺らすその決定力を前にして、あのジネディーヌ・ジダンやルイス・フィーゴすら霞むほどのカリスマ性を、ロナウドは間違いなく有していた。

だが、転機は訪れる。2006年にレアル指揮官として迎えられた軍曹ファビオ・カペッロとの間に軋轢が生じ始め、サポーターも徐々に“細身な”ファン・ニステルローイやラウール・ゴンザレスの安定した活躍に熱狂。慣れないベンチから試合を眺める機会が増えたブラジルの英雄は、2006-07シーズン途中にイタリアのミランへと旅立っていった。『FOX Sports』の取材に応じたロナウド曰く、最終的な退団の引き金となったのは“100gの体重オーバー”だという。

「レアル・マドリードを離れたのは決して僕の本意ではなかったね。カペッロと溝ができたことが原因だ。僕の体重が規定から100gをオーバーしたという理由で、戦力外の扱いを受けた。僕は最後までカペッロの考えを理解することはできなかったね。彼は監督として決断を下す必要があったのは分かるよ。でもサッカーで違いを生むのは100gの体重じゃないはずだ」

一体カペッロがロナウドに対し、何gの規定を設けたのかは定かでないが、当時のフェノーメノは決してスリムなストライカーとは呼べないコンディションであった。もちろん理想的な体重が良質なフットボールを保証することはないが、現在のサンティアゴ・ベルナベウで輝きを放つもう1人のロナウドは、ストイックなフィジカル管理を徹底しており、実際に突出した戦績を長年にわたって残し続けている。ロナウドが正しいのか、それともカペッロが正義か。なお、2006-07シーズンのレアルは冬以降に劇的な逆転勝利を続け、最終的にバルセロナを追い抜き、30回目のリーガエスパニョーラ優勝を果たしている。

http://www.theworldmagazine.jp