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【インタビュー】『ちょっと今から仕事やめてくる』成島出監督&原作者・北川恵海が、原作ものを映画化する過程を語る!

5/29(月) 21:30配信

トレンドニュース(GYAO)

累計70万部を突破したベストセラー小説を、福士蒼汰&工藤阿須加というフレッシュなコンビで映画化された『ちょっと今から仕事やめてくる』が5月27日に公開を迎えた。現代に即した「長時間労働」「パワハラ」「自殺」など、働く人の多くが抱えている悪しき労働環境という重いテーマを内在しつつも、すっきりとした鑑賞後感を与えてくれる本作。生みの親である原作者の北川恵海さんと、メガホンをとった成島出監督が映画制作までの裏話を語った。

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■小説を読んでいて映像が浮かんでくる作品だった

――北川先生の作品を映画化するまでのいきさつを教えてください

成島: プロデューサーの池田さんから、面白い本があるのでぜひ読んでみてくださいと勧められて。読んだらすごく面白くて、一晩で読破してしまいました。ここまでしっかりした小説なら、すぐに脚本の初稿をあげられると思い、他のスケジュールも顧みず引き受けたんです。

――どんな部分に一番惹(ひ)かれたのでしょうか?

成島: 題名もそうですが、重い題材なのに登場人物を含め、とても柔らかく優しい印象を持ったんです。読後感がとてもよかった。手がけた前作が、『ソロモンの偽証』という宮部みゆきさんのとてもメッセージ性の強い作品だったので、しっかりしたテーマがありつつも、着地点がソフトで心地よいこの作品をぜひ映画化してみたいと思いました。

――デビュー作が実写映画化されるというお気持ちは?

北川: 私は小説を書くとき、映像が頭に浮かんでくるタイプで、基本的に2時間ぐらいのドラマや映画をイメージしているんです。理想は高く、映像化されればいいなという思いではいましたが、こんなすてきな作品にしていただけてとてもうれしいです。

――本作を実写化する際に、一番気をつけた部分はどこですか?

成島: 柔らかさや心地よさという“感覚“の部分ですね。映画用に設定を変えさせていただいた部分もありますが、僕も読んでいて自然と映像が浮かんでくる作品だったので、根っこの部分は北川さんが大事にされたことを伝えていきたいと思っていました。

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