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ホークス上林、低めのツボを3ラン 読みと違っても「いっちゃえ」 敵地交流戦は中村晃と先発争い

5/29(月) 10:00配信

西日本スポーツ

 ◆日本ハム1-6ソフトバンク(28日・札幌ドーム)

 接戦を終わらせた。2点リードの7回1死一、二塁。上林が低めのボール気味の143キロを振り抜いた。右中間方向に視線を送ったメンドーサがうつむいた7号3ランのKOパンチ。「初球(カーブが)ぼ~んときて空振りして。もう1球くるかなと思ったら違ったけど、いっちゃえ、と」。思い切りを強調した上で「技です」と笑った。

【写真】お立ち台で内川にあごを握られ、顔をくしゃくしゃにする上林

 「ああいうところで打って、彼も自信になると思う」。うなずいた工藤監督は「(一般的に)長打性を打たれたくなければ投手は低めに投げるけど、彼の(得意な低めの)ゾーンに入ってくる」と説いた。

 違う意味のツボもあるらしい。上林は直前の打席で左膝上部に自打球を当て、崩れ落ちた。「カット気味に内にきた」。赤い腫れを指して続けた。「(西武の高橋)光成のときもここに当てた。当たると打つんですよ、これが」。3日西武戦の満塁弾と同じ現象だったという。

 5日ロッテ戦以来19戦ぶりの一発。先制V打も上林だった。3回無死三塁、浮いた変化球を中堅右へはじき返す二塁打。メンドーサとは初対戦で「考えたら終わり。いっちゃえと。近藤さんみたいに見ていくタイプじゃない。振っていかないとタイミングが合ってこない」。昨季までの通算をとうに超える今季出場46試合。生きる道を心得る。

 指揮官の、低めのツボの話はこう続く。「高めも打っているし、前は凡打したコースも安打になってきている。その成長もあるし、三塁手が後ろを守っている時のセーフティーバントとか、貪欲な出塁意識が結果につながっている」。26戦連続スタメンの理由だ。

 9回の二塁内野安打もダメ押し点につながった。これも5日以来、今季3度目の3安打。リーグ10位の打率3割1分3厘、トップタイの12二塁打で交流戦前を終えた。開幕直後、藤本打撃コーチは肩の力を抜こうと「打率1割台でも100何試合出たら給料上がるで」と言って聞かせた。同コーチが居合わせた三笠球団統括本部副本部長に「ねえ」と水を向けると「む…」とだんまりだったオチもあるが、躍進は続く。

 敵地交流戦ではDH制がない。現状、デスパイネが左翼に入れば中村晃と上林が先発を争う格好で、工藤監督はぜいたくな悩みに直面する。一方で上林は「出ても出なくても、どっちでも」と変わらずにいるつもりだ。

西日本スポーツ

最終更新:5/29(月) 10:00
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