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ケルバーが1回戦で敗れた初の第1シードに [全仏テニス]

5/29(月) 16:00配信

THE TENNIS DAILY

 フランス・パリで開幕した「全仏オープン」(本戦5月28日~6月11日/クレーコート)。

第1シードのケルバーがマカロワに敗れて2年連続初戦敗退 [全仏オープン]

 今季のアンジェリック・ケルバーは(ドイツ)、世界ランキング1位の選手らしいプレーがまったくできていない。そしてこの日曜日に彼女は、テニスがプロ化して以来、全仏オープンの1回戦で敗れた初の女子第1シードとなってしまった。

 昨年、WTAランキングでセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の連続首位の記録に終止符を打ったケルバーは、この日、世界40位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)に2-6 2-6で敗れ、本戦初日の昼食時前に、もうロラン・ギャロス(全仏)のレースから去ることになった。

 自分がつくった歴史について知らされたとき、マカロワは「まあ」と、言った。「それはすごいことだわ」。

 2016年のケルバーは、全豪オープンと全米オープンで優勝し、ウィンブルドンでも準優勝して、テニス界の頂に浮上した。しかし今年は、より困難に満ちていた。彼女は今季ここまで19勝13敗で、ここ6試合で4敗している。

 マカロワに対する試合を通し、ケルバーのストロークは調子が悪かった。マカロワは、2つのグランドスラム大会で準決勝に進出したことがあったが、全仏では一度も4回戦を超えたことがない。マカロワは、全仏のセンターコートでシングルスの試合をプレーしたことは、これ以前に一度もなかったと指摘しさえした(マカロワは2013年に女子ダブルスでは優勝したことがある)。

 ケルバーは第1セットで12本のアンフォーストエラーをおかし、ウィナーはたった4本だけだった。彼女は最後のゲームまでブレークポイントすら握ることができなかったのだが、結局その最終ゲームもマカロワが取った。

 マカロワは第2セットでも、いきなり3-0とリードを奪った。

 ケルバーは、フォアハンドのパッシングのウィナーを放って3-1としたとき、あたかも勝ったかのような雄叫びを上げて、試合の核心に入り込み始めたサインを見せた。しかし挽回の予感も、ほぼそれで終わりだった。最後のゲームでケルバーは7本のブレークポイントを手にするが、マカロワはそのつど巻き返し、最終的にサービスをキープして勝利をつかんだ。

「すごくタフだったわ。彼女は世界1位だし、素晴らしいプレーヤー。彼女はミスしないから、自分でポイントを取りにいかなければならない、と心して臨んだわ」とマカロワは言った。「私はまた、自分の感情とも戦っていたの」。

 第1シードが初戦敗退、というケルバーの不名誉な結果のほかには、2015年の全米オープン準優勝者であるロベルタ・ビンチ(イタリア)が、全仏オープンで4年連続となる1回戦負けを喫した。

 2015年の全米オープン準決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒し、セレナの年間グランドスラム(同一年に4つのグランドスラムで優勝すること)の達成の希望をつぶしたことで、もっともよく知られる第31シードのビンチは、リオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)に3-6 6-3 2-6で敗れた。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

最終更新:5/29(月) 16:00
THE TENNIS DAILY