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公文書で振り返る終戦前後の暮らし 相模原

5/29(月) 15:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 第2次世界大戦の終戦を境に変わった社会制度と人々の暮らしを、関連する公文書で振り返る企画展「公文書から見る戦中から戦後への変化(暮らし・制度)」が、相模原市緑区久保沢の市立公文書館で開かれている。学童疎開や戦後初の総選挙などに関する文書から、庶民の暮らしと直結していた当時の役所の仕事ぶりが見えてくる。

 会場には旧津久井郡の村役場の資料を中心に、同館所蔵の公文書18点を含む32点が並んでいる。

 戦後の文書「教育の食糧危機非常措置に関する件」(1946年、青野原村)では、学校に弁当を持参できない児童が多いことから、週2日間の午前授業実施などを例示。厳しい食料事情が続いていたことがうかがえる。

 学童疎開受け入れのための宿舎提供協力要請文書や砂糖配給割り当て、みそとしょうゆの配給完了報告、食糧の闇取引の取り締まりについての通達も展示されている。

 終戦の詔書(国立公文書館のデジタルアーカイブからカラーでプリントアウト)、日本国憲法・御署名原本(同)はパネル額に入れて掲示。45年11月の教科書修正要綱では、個々の教科書で削除する箇所を細かに指示していることが分かる。

 入場無料。7月30日まで。祝日を除く月曜と第3水曜、7月18日は休み。問い合わせは同館電話042(783)8053。