ここから本文です

梅の主力「南高」の収穫始まる 最盛期は6月10日ごろ

5/29(月) 17:02配信

紀伊民報

 和歌山県紀南地方の特産である梅の主力品種「南高」の収穫が始まった。昨年より5日遅く、ほぼ平年並み。最初は青梅としての出荷用で、6月10日ごろから梅干しの加工用として熟した梅を収穫する。

 JA紀南によると、管内の田辺・西牟婁で約2500戸の農家が梅を栽培しており、栽培面積は計2241ヘクタール。小梅の品種や「古城」に続いて始まった「南高」はそのうちの8割以上。4月の着果調査では気温の低さで収穫は平年より10日遅れと予想されていたが、5月に気温が高くなり、雨も降ったことなどで回復した。しかし、初日に収穫する農家は少なく、ピークは6月10日ごろとみられる。

 田辺市新庄町の田村豊治さん(69)は29日早朝から、家族3人とアルバイト5人で収穫を始めた。ピンポン球の大きさまで育った実を選び、一つずつもぎ取っていた。田村さんは「今年はまだまだ実が小さい。これからの実太りに期待したいが、このままだと平年より2、3割の減収になるかもしれない」と話した。

 収穫した梅は管内各地にある集選果場に持ち込まれ、そこから関東や中京、京阪神など全国の市場に出荷される。このほか、農家が直接、市内の市場や直売所に出荷している。

 青梅は梅酒やジュースなどに加工するための食材で、全体の3割ほど。収穫は6月下旬まで続く。

最終更新:5/29(月) 17:02
紀伊民報