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加賀丸いも、作付半減でてこ入れ 能美市、助成上乗せ

5/29(月) 1:08配信

北國新聞社

 能美市は今年度、特産の「加賀丸いも」の生産拡大に向け、補助事業を拡充する。作付面積10アール当たりの助成を3千円上乗せし、若手農業者に経費の一部を支援する。作付面積は旧3町合併時から半減しており、地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する国の地理的表示保護制度(GI)に昨年登録されたことを追い風に、生産てこ入れを図る。市6月補正予算案に関係費用を計上する。

 拡充するのは、地域振興作物として10アール当たり1万2千円助成している制度で、今年度から3年間限定で3千円上乗せして1万5千円を交付する。

 若手の新規参入を後押しするため、加賀丸いもの生産にかかる初期経費の一部を補助する。生産開始から5年以内の農業者が対象で、事業費の4分の3を、1回に限り10万円まで補助する。

 加賀丸いもの作付面積は2005年の旧3町合併時に17ヘクタールだったが、16年時点で8ヘクタールまで落ち込んだ。昨年9月のGI登録を受け、今後の消費拡大に向けて生産量の増加を図ることが産地の課題となっている。市は補助の拡充で、農業者の安定経営と生産拡大につなげる。

 このほか市の地域振興作物では、新たにタマネギも設定し、加賀丸いも、カボチャの3種で補助を上乗せする。

 加賀丸いもは生産者の高齢化も課題となっており、市は「補助の拡充で、若手農業者に参入してもらい、唯一の伝統野菜を盛り上げていきたい」(農政課)としている。

北國新聞社

最終更新:5/29(月) 1:08
北國新聞社