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善意のメロンお裾分け 遊休ハウスで栽培、児童施設へ

5/29(月) 1:08配信

北國新聞社

 地域の美化活動に取り組む金沢市の住民団体「保古地区を美しくする会」は、市内の児童養護施設に贈るため、プリンスメロンなどの栽培を始めた。会長の済田和博さん(64)=保古1丁目=が、使わなくなった自身のビニールハウスの活用法として提案し、会員が4月に世話を始めた。メロンは7月下旬にも甘い実を付ける予定で、会員は「子どもたちの喜ぶ顔が見たい」と意気込んでいる。

 保古1丁目にあるビニールハウスは約30平方メートルで、有志の会員12人が4月27日にメロンの苗7本を植え、持ち回りで水やりや下草刈りなどの作業に取り組んでいる。ハウス内ではキュウリの苗45本も同時に育てている。

 ビニールハウスでは昨年まで、済田さんが自家消費のためにメロンとキュウリを栽培していた。収穫した分を食べきれず、管理にも手間が掛かっていたことから、今年は、この場所で野菜を育てる予定はなかったという。

 済田さんは約20年前に、児童養護施設にポケットマネーから善意を寄せたことがあった。そのことを思い出して「使わずに畑を荒れさせるよりも、子どもたちのために役立てたい」と考え、会の事業として野菜を育てることを企画した。

 キュウリは今月末に収穫し、児童養護施設に贈る。今後は、耕作されなくなった別の畑も活用して、ダイコンやトマト、ピーマンなどを栽培することも検討する。副会長の宮野光子さん(64)=保古2丁目=は「真心を込めて育てた野菜や果物を食べてもらい、子どもたちに元気よく育ってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5/29(月) 1:08
北國新聞社