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トランプ米大統領、メディアを痛烈批判-初の外遊中は記者の質問回避

5/29(月) 8:15配信

Bloomberg

トランプ米大統領は28日、就任後初の外国訪問を終えた後にツイッターで「フェイク(偽)ニュース」を報道しているとメディアを激しく非難した。同大統領はサウジアラビアからイタリアのシチリア島にかけての9日間の外遊中、一度も記者会見を開かなかった。

主要7カ国(G7)の首脳で報道機関と向き合うのを拒否したのはトランプ大統領だけで、他国の首脳6人は全員、記者の質問に応じた。それでもトランプ大統領は伝統に反し、質疑応答の形式で国内での調査や、米国の外交姿勢の微妙な違いについて問いただされることを避けた。

コミー連邦捜査局(FBI)前長官の解任や大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係に関して続く調査はトランプ氏が言及を避けたかったテーマだが、トランプ氏の娘婿で政権の上級顧問のジャレッド・クシュナー氏によるロシアとの関わりについて、FBIが関心を強めていることが外遊の終盤に発覚したことで会見を避ける必要性はさらに強まった。

米大統領が主要な国際的イベントで記者会見を開かないのは異例。歴代の米大統領は伝統的に行事の閉幕時に報道陣に応対し、外遊中も頻繁にそうした機会を持ってきた。オバマ前大統領はサミット閉幕時に、米国からの同行記者団ほぼ全員から質問に応じるケースが多く、ジョージ・W・ブッシュ、ビル・クリントン両元大統領も同様だった。一方のトランプ大統領は27日、シチリア島の米軍基地での演説と帰りの機内で幾つかのツイートで今回の外遊を締めくくった。

トランプ大統領は27日夜にホワイトハウスに到着。メラニア夫人とともにヘリコプターから降りた際、待ち構えていた記者団からの最初の質問は「ロシアとの裏ルートを設置しようとしていたそうですが。。。」というものだった。

トランプ氏は行事予定がなかった28日に再びツイッターで、メディア批判を連発した。同氏は「ホワイトハウス発のリークの多くは偽ニュースのメディアがでっち上げたうそだ」と指摘。「偽ニュースのメディアが『関係者によると』という言葉を使い匿名で報じている場合、関係者は存在せず偽ニュースの記者が作り上げた可能性がある。偽ニュースは敵だ!」と続けた。

原題:Trump Lashes Out at Media After Ducking Press Questions on Trip(抜粋)

Craig Gordon, Jennifer Jacobs

最終更新:5/29(月) 8:15
Bloomberg