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SF連銀総裁:緩やかな引き締め望む-過熱・冷え込みなき経済に向け

5/29(月) 10:19配信

Bloomberg

米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は29日、経済の過熱を避けるため、金融引き締めに加えて4兆5000億ドル(約500兆円)に上るバランスシートを縮小する段階的な措置が必要だと語った。

ウィリアムズ総裁はシンガポールでの講演のテキストで、「米経済は金融当局の二つの目標にこれまでになく近づいている」と指摘。「われわれの二つの責務の達成が間近なことで、過熱も冷え込みもない『ゴルディロックス経済』に向けて金融政策が効果を発揮するようにするのがますます重要になっている」との考えを示した。

今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たないウィリアム総裁は、3月の実施分も含め、年内に3回ないし4回の利上げを見込んでいると話している。6月13、14両日の次回FOMCについて、投資家が織り込む利上げ確率は約80%。

ウィリアムズ総裁の講演はアジア銀行・金融シンポジウム向け。この中で、「金融政策を正常に戻すため、金利を徐々に引き上げることが経済の過熱を防ぐことになる」と論じた。

また、インフレ率は金融当局の目標である2%を幾分下回って推移しているものの、「経済が好調で、インフレを抑制してきた要因の幾つかが弱まっているため、来年までにこの目標に達すると予想する」との見方をあらためて表明した。

ウィリアムズ総裁はこのほか、金融当局が年内にバランスシート縮小に着手するとの予想を示した上で、「従来型の金融政策の正常化のためにわれわれが採用したのと同じように、幅広く周知され、緩やかで、率直に言えば退屈なやり方で、バランスシートをゆっくりと縮小することにコミットしている」と話した。

ただ、「経済見通しの何らかの悪化ないし、他の予期せぬ状況があれば、この予定表は当然変更が必要となる」と付け加えた。

原題:Fed’s Williams Seeks Gradual Tightening for ‘Goldilocks Economy’(抜粋)

Alister Bull

最終更新:5/29(月) 10:19
Bloomberg