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キャデラック、プラグインハイブリッド「CT6」でテスラに照準

5/29(月) 11:19配信

Bloomberg

キャデラックの新しいプラグインハイブリッド車(PHV)セダンの「CT6」は、最初の約30マイル(48キロメートル)のバッテリー走行中はテスラ・モーターズの車を運転しているような印象を与える。ガソリン走行の次の400マイルはBMWに乗っているかのようだ。

高級車メーカー各社はテスラに徐々に照準を合わせ、数々の競合車を投入している。BMWの「740e」、メルセデス・ベンツの「S550e」、ポルシェの「パナメーラ4Eハイブリッド」などがひしめく市場に、米ゼネラル・モーターズ(GM)高級車部門、キャデラックのCT6が今回加わる。

CT6が1回の充電で走行できる距離は40マイル未満。この点ではトヨタの「プリウス」に近く、テスラとはクラスが異なる。

記者はニューヨーク・マンハッタンにあるキャデラック本社を起点にCG6セダンを試乗した。電気自動車(EV)走行では時速78マイルが最速スピードだが、アクセルを少し踏み込むとガソリンエンジンに切り替わる。設計責任者のマイク・クーチャー氏によれば、バッテリーの電力とガソリンエンジンの駆動力をシームレスに融合する全く新しいトランスミッションがCT6の最大の武器だという。

CTは335馬力で、静止状態から5.2秒で時速60マイルに達する。この日の31マイルのドライブでは、ガソリンエンジンに切り替わることはほとんどなかった。

内装の質の高さは特に目を引く。シナモンブラウンのシート、年代物のチェロを思わせる木のトリムがほどこされたダッシュボードは気品にあふれ、テスラも顔負けだ。

CT6のメーカー希望価格は7万5095ドル(約840万円)。設計責任者のクーチャー氏は「高級ブランドとして当社がこのような商品を投入できることを示すのは、消費者への重要なメッセージになる」と話した。

原題:Cadillac, With a Power Cord, Creeps Up on Tesla(抜粋)

Kyle Stock

最終更新:5/29(月) 11:19
Bloomberg