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心血注いだ米モントークの巨大邸宅地、53億円なら手放しても悔いなし

5/29(月) 11:38配信

Bloomberg

1990年代の初め、ニューヨークのアンティーク額縁修理・複製会社のオーナー、イーライ・ウィルナー氏と妻のバーバラさんは、ロングアイランド島サウスフォーク郡のイーストハンプトンに暮らしていた。「素敵な家があり、プライバシーもしっかりしていて、この上なく幸せだった」というが、その後、友人からロングアイランド島の突先にあるモントーク行きに誘われた。

モントーク周辺を1、2時間散策した後、夫妻は「ああ、この場所こそ住みたい場所だ」と思ったという。その後間もなく夫妻は、市場で売り出されていた36エーカー(約4万4000坪)の別荘地を見つけた。この物件は著名画家アンディ・ウォーホルが1987年に死去するまで使った別荘地に隣接し、400フィート(約122メートル)にわたってビーチが続く。ウィルナー氏は少し口ごもって「62万ドル(約6900万円)で買った」と打ち明けた。

夫妻はロードアイランド州ニューポートで見た喫茶室からヒントを得て、寝室5部屋、浴室4つを備える邸宅の建設に着手。94年に入居し、その後23年間に1500万ドル余りを庭の造営や邸宅の修繕につぎ込んだという。

不動産会社ジロー・グループによれば、7000フィート(約650平方メートル)の広さを持つこの邸宅はこれまでに数回、市場に売りに出された。ウィルナー氏はまず、2008年に3500万ドルで売り出した後に撤回し、その1年後に5000万ドルに値上げした。11年と15年にも売り出しては取りやめ、16年には5500万ドルで市場に出したものの、今年になってまた取り下げた。「4000万ドル台のオファーを受けたが、私はノーと言った」とウィルナー氏は振り返った。

そんなウィルナー氏が今、この邸宅を4800万ドル(約53億円)の値段で売ろうとしている。「父親が高齢になり、フロリダ州ボカラトンで暮らしているため、この家を売って向こうに移るつもりだ」という。

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最終更新:5/29(月) 11:38
Bloomberg