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ドル111円前半、米連銀総裁発言が支え-北ミサイルへの反応は限定的

5/29(月) 12:31配信

Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半。サンフランシスコ連銀総裁の金融引き締めに関する発言で強含む場面も見られたが、海外市場の一部が休場で見送り姿勢が強く、小幅な値動きにとどまった。早朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する反応も限定的だった。

29日午後4時18分現在のドル・円は前週末比ほぼ変わらずの111円32銭。北朝鮮のニュースを受けて朝方に111円17銭を付けた後、水準を切り上げ、一時111円47銭まで値を戻した。午後にかけては伸び悩み。前週末26日の海外市場では一時110円88銭まで円高・ドル安が進行していた。

ソニーフィナンシャルホールディングス金融市場調査部の石川久美子為替アナリストは、「きょうは休みの国が多い。目立った材料がなければ基本的にはドル・円に関してはもみ合いの範囲。北朝鮮ネタは目立った材料にはなってない」と分析。「6月の米利上げもおおむね織り込まれてしまっていて、米経済指標が多少下振れしたところでもう既定路線化されてしまっている」と述べた。

29日は米国がメモリアルデーの祝日で株式・債券市場が休場のほか、中国、英国も祝日で休場。

オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づいて推計される6月13、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は29日時点で93.4%程度に達している。6月2日には5月の米雇用統計が発表される。ブルームバーグ調査によると、非農業部門雇用者数は前月比18万5000人増加が見込まれている。4月は21万1000人増加だった。

サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は29日、シンガポールで講演し、経済の過熱を避けるため、金融引き締めに加えて4兆5000億ドル(約500兆円)に上るバランスシートを縮小する段階的な措置が必要だと語った。年内にバランスシート縮小に着手するとの予想を示した上で、「幅広く周知され、緩やかで、率直に言えば退屈なやり方で、バランスシートをゆっくりと縮小することにコミットしている」と話した。

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最終更新:5/29(月) 16:19
Bloomberg