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検索順位が急落したコンテンツ施策を半年で立て直し! Web経験ゼロだったガリバーの担当者は何をしたのか?

5/30(火) 7:06配信

Web担当者Forum

Googleのアルゴリズム変更により、中古車市場で圧倒的な実績を持つ「Gulliver(以下、ガリバー)」のコンテンツ戦略は、2015年末から苦境に立たされていた。売り上げに直結するいくつものキーワードで検索順位が急落したのだ。さまざまな選択肢のなかで、ガリバーを運営するIDOMが選んだのは「ユーザーニーズに応えたコンテンツを、社内で地道に作る」という直球勝負の道だった。

アサインされたのは三井紀子氏。彼女はWeb未経験だったにもかかわらず、たった半年で流入数を対前年比32%回復させることに成功した。その道のりを、「コンテンツ制作の指導者」として伴走してきた当社の白砂ゆき子、岡村眞友子(Faber Company)とともに振り返る。

 

2015年末に検索順位が急落。原因はGoogleのアルゴリズム変更

――「ガリバー」のコンテンツマーケティングのテコ入れは、どんなきっかけで始まったのですか?

[三井紀子氏(以下、三井)] 2015年時点で、ガリバーのサイト全体で約1,000のコンテンツが投入されていました。12月ごろにその検索順位が乱高下して、社内がざわついたんです。それでも繁忙期にあたる翌年1~3月はまだ現状維持できていたのですが、「車の買取り」に関するキーワード群が5月には軒並み検索7位や8位に下がってしまいました。「え!? 今日の数字、間違ってない?」というほど急でした。原因はGoogleのアルゴリズム変更。コンテンツ品質がより厳しく評価されるようになり、対策で出遅れていた当社のサイトは、その影響をもろに受けてしまったのです。

[白砂ゆき子(以下、白砂)] Googleが高く評価するのは、ユーザーにとって質の良い情報が多く含まれ、読んで役に立つコンテンツです。逆に情報が薄いコンテンツは評価しません。ご相談いただいて調べたら、全体的にユーザーに熟読されているコンテンツが少なかったのを覚えています。

[三井] そうなんです。直帰率や滞在時間を見ると、そもそもあまり読まれていなかった。車の買取り事業自体は、2014年から2015年を比較すると1.2倍ほど利益が上がっていました。ビジネス的に調子が良かったときだけに、この順位下落事件は大打撃でした。

――何がGoogleの評価を下げたのでしょう?

[三井] 今思えば、カスタマージャーニーの最後の部分である「コンバージョン」だけに力を入れ過ぎていたんですね。白砂さんにも、最初に「ユーザーに向き合っていない」とご指摘いただきました。

当社は「全国のあらゆる街に店舗がある」というビジネスモデルに強みがあります。「ガリバーは車を高く買取ります」というメッセージも、CMの影響もあって広く認知されていました。2015年前半まで作っていたのは、このメッセージをキャッチーに面白く伝えるコンテンツばかり。

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最終更新:5/30(火) 7:06
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