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「同性婚」ルクセンブルク首相の男性パートナーに、ホワイトハウスがとった「残念な対応」

5/31(水) 7:00配信

withnews

 アメリカのドナルド・トランプ大統領が初参加したNATO(ナトー、北大西洋条約機構)の首脳会議。そのかたわらで撮影された1枚の記念写真が話題を集めています。メラニア・トランプさんをはじめ、各国首脳の夫人が並ぶなかに1人の男性。同性婚をするルクセンブルク首相のパートナーでした。その記念写真にホワイトハウスがとった「残念な対応」が話題になりました。(朝日新聞国際報道部記者・神田大介)

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女性の中に、男性が1人の記念写真

 写っているのは前列左から、フランスのマクロン大統領の妻ブリジットさん、トルコのエルドアン大統領の妻エミネさん、そしてメラニアさんら。

 後列のいちばん左にいるのが、ルクセンブルクのグザビエ・ベッテル首相(男性)の夫、ゴーティエ・デストネさんです。

 ルクセンブルクはフランス・ベルギー・ドイツに囲まれた人口57万人の国で、ベッテル首相は44歳。

 欧米メディアによると、デストネさんはベルギー生まれの建築家で、2010年からパートナーの関係にあるそうです。

 ベッテルさんが首相になったのは2013年。それ以前からゲイであることを公表していたといいます。

 「私にはただ一つの人生しかない。自分の人生を隠したくない」「人びとは、私がゲイだから、あるいはストレートだから、投票したわけではない」。

 アメリカの新聞ロサンゼルス・タイムズは、ベッテル首相のそんな発言を紹介しています。

カトリックの総本山が招待

 ベッテル首相のもと、ルクセンブルクは同性婚を合法化。2人は2015年、正式に結婚しました。

 同性婚は、EU(欧州連合)の現役首脳では初めてのことです。

 2人はローマ・カトリック教会(キリスト教)のフランシスコ法王から招待を受け、2017年3月にバチカンを訪れました。

 キリスト教は歴史的に同性愛を「性の逸脱」ととらえ、最近は認める姿勢も広がってはいるものの、なお信者には根強い反発があります。

 そんななか、法王の姿勢は同性愛の容認に向けた「強いメッセージ」と受け取られました。

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最終更新:5/31(水) 7:00
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