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のりピー・八代亜紀も参戦「やついフェス」ができるまで 仕事失って気づいた「1次産業芸人」の生き方

5/31(水) 7:10配信

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 お笑いコンビ「エレキコミック」のボケ担当のやついいちろうさん(42)は、音楽DJの顔も持っています。今年も6月17、18日に主催の「YATSUI FESTIVAL! (やついフェス)」が開催。東京・渋谷の12会場に、八代亜紀さんや酒井法子さん、PUFFYなどといった、ミュージシャンや芸人、アイドルなどの枠を超えた約280組が集まります。いまや周遊型フェスの代表格となったやついフェス。やついさんに話を聞くと、フェスは仕事が無くなってどん底だった10年前に気づいた「1次産業芸人」としての生き方の集大成でした。

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「フェスやったらいいよ」がきっかけ

――「やついフェス」とはどのようなフェスですか

 「渋谷を使った周遊型のフェスです。2012年から始まって、今年で6年目。『1日の出演者数が日本最大』をキャッチコピーに、ミュージシャンに限らず芸人やアイドルとジャンルレスなイベントにしています」

――立ち上げたきっかけは

 「サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんから何げなく言われた一言がきっかけですね。『やつい君は今勢いあるから、フェスをやったらいいよ』って。DJとして3枚目のCDを出した2011年ぐらいでした」

 「勢いなんて、全然感じてなかったんですけど。でも、曽我部さんに言ってもらったんで、『そういう時期なのかな。やった方がいいのかな』と思って始めました」

DJとお笑い「一緒だな」

――DJを始めたのも曽我部さんの影響だと聞きました

 「そうそう。もう15年ぐらい前ですね。音楽の趣味が合った編集者に誘われたイベントでDJをすることになって。大学時代に遊び程度でしかやったことがなくて、恥ずかしかったんですけど、『ま、いっか』と思ってやりました」

 「それを曽我部さんが見ていてくれて。『何かいいね』って声をかけてもらったんです。『あ、いいんだ』と思って。好きな楽曲を大きい音でかけられるのは、楽しいし、『DJも一緒だな』と思った。そこからずっと続けている感じですね」

――そこから、DJを続けているんですね

 「お笑いの活動をやって、呼ばれたらDJをしていました。それで、2005年の『カウントダウンジャパン』に出たんです」

 「テレビ東京で音楽番組に出ていて、その制作がフェスを運営しているロッキング・オンで。社長の渋谷陽一さんが見学に来た時に、『お前詳しいな』って声をかけられたので、『フェスに行っていいですか』って言ったんです。何とか無料で入れてくんないかなと思って」

 「渋谷さんから『何かやらなきゃだめだよ。ただ来るのはだめ』と言われたので、『じゃあ僕DJやりますよ』と返したんですね。そしたら、『お前DJやるの?』という話になって、『やりますよ。曲かけるだけですから』とか言っていたら、『じゃあ、いいよ』って。その場で出演が決まったんです。開催1週間ぐらい前だったんですけど」

――すごい直前ですね

 「1曲目に『愛は勝つ』をかけました。フェスでかからなそうな曲にしようと思ったんですね。本当に飛び入りだったので、誰も僕を見に来ている人はいない。当然ですけど。でもなんか、かなり盛り上がったんです。面白かったなー、あれは」

 「それを渋谷さんがチェックしてるんです。『お前なかなかいいじゃねえか』と言ってもらって、翌年から正式に出るようになった。今は毎年夏冬と出演させてもらっています」

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最終更新:5/31(水) 7:10
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