ここから本文です

【インドネシア】産業省、合金製鋼材の輸入監視を強化

5/30(火) 11:30配信

NNA

 インドネシア産業省は、国内の金属産業育成のため合金製鋼材の輸入に監視を強化している。29日付ジャカルタ・ポストが伝えた。 
 国営製鉄クラカタウ・スチールによると、昨年の合金製鋼材の輸入量は130万トンで、前年比39%増。外国製品の流入で昨年の国内産の生産伸び率はわずか1.94%だった。
 産業省金属・機械・輸送機器・電子機器(ILMATE)局のイ・グスティ・プトゥ局長は「1月から独立機関に委託し、輸入合金鋼材が本物かどうかの検査を行っている」と説明した。合金製鋼材は石油ガス産業などで用いられ、炭素鋼などの非合金製鋼材より輸入関税が低率で抑えられるため、非合金鋼材にホウ素などを添加した鋼材を合金製鋼材として輸入する事業者も存在する。
 規制を強化することで、金属産業の今年の成長率は4%以上が見込まれ、2011年以来最低だった昨年の3.87%を上回るとみている。
 インドネシア鉄鋼工業協会(IISIA)のヒダヤット会長は、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの合金製鋼材の輸入は無関税であるため、反ダンピング(不当廉売)関税の対象国などからASEAN経由で輸入される例もあるとして、政府に対応を呼び掛けた。

最終更新:5/30(火) 11:30
NNA