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たけし 不可解判定負けの村田に「スタイル変えなきゃダメ」

5/30(火) 11:00配信

東スポWeb

【ビートたけし本紙客員編集長の世相斬り】ビートたけし本紙客員編集長(70)が、WBA世界ミドル級王座決定戦で疑惑の判定負けを喫した村田諒太(31=帝拳)について「スタイルを変えないとダメ」と厳しい見方を示したた。

 村田がアッサン・エンダムに不可解な判定負けをしたってことで大騒ぎだ。

 そもそもWBAの採点方法がおかしくて、各ラウンドの採点で引き分けがないマストシステムなんだよね。村田は1、2ラウンドで手を出さず、相手はジャブとか手を出し続けたんで、1、2ラウンドはジャッジの3人とも相手が10点で村田が9点。4ラウンドは村田がダウンを1回取っても相手がすぐ立ち直ったから3人全員が10―8。だから1回ダウン取っても、1、2ラウンドの点数とチャラなんだよ。

 それなのに村田はガード固めて近づいただけで、そんなに手を出さずグズグズの試合だった。ヘタすっとセコンドの点数計算が失敗だったことになる。セコンドとしてはダウンを取って見た目は勝ってるから、勝ち逃げできると思っちゃったんじゃないか。ジャッジによっちゃ負ける可能性があるという前提で、村田に手を出せと指示しなきゃいけなかった。

 再戦するとしても、ボクシングのスタイルを変えないといけない。ジャブとストレートだけなんだもん。海外では打ち合わないと人気出ないし。倒すか倒されるかみたいな試合じゃないと。

 もっともボクシングはインチキが多いからな。アマチュアって1ラウンドに3回ダウンしたら負けになるのに、ロンドン五輪で清水聡とアゼルバイジャンのアブドゥハミドフがやった試合で、アブドゥハミドフは6回もダウンしたのに、倒れても倒れてもレフェリーが「スリップだ」とかって、ダウンをカウントしないから、アブドゥハミドフが判定で勝っちゃった。アゼルバイジャンがカネ払ったって報じられたりして、後でひっくり返ったけど。

 アルゼンチンでの試合なんて、倒れた王者をレフェリーがイスに座らせたもんだから、挑戦者が大喜びしたけど、それでラウンド終了。次のラウンドで挑戦者がボコボコ殴ったら、レフェリーが止めに入ってレフェリーストップかと思ったら、またイスに座らせてカウント取らないで、ラウンド終了。最後に挑戦者がやんなっちゃって、TKO負けしちゃった。汚いよ。

 ファイティング原田さんがオーストラリアに行った時も、相手から3回ダウン取って判定負けしたし。海老原博幸さんがタイでポーン・キングピッチとやった時は、暑いタイで屋外での試合。キングピッチはさっとリング上がるんだけど、海老原さんはリングに上がるまでに客にもまれてもまれてつかまれて押されて、30分もかかった。リングに上がったときにはヘトヘトだったって。

 ガッツ石松さんがロベルト・デュラン戦でパナマに行ったときには、食い物に毒入ってるし靴には硫酸入れられるし、ホテルの両隣の部屋は地元のファンが借りて朝まで宴会。「試合なんかやってらんない。負けるに決まってる」って言ってた。でも試合ではハナから負けると思って戦ったら、相手のパンチが当たらない。相手が焦りだして、ガッツさんが「もしかしたら勝てるかも」と思って殴り掛かったら、逆に殴られて終わった。「勝とうとしたのが間違いだった」って。

 白人のヘビー級のボクサーでロッキー・マルシアノってのがいて、49戦49勝で引退したけど、あんまり強い選手って言われないじゃん。明らかにバックについてるのがマフィアだもん。それで生涯無敗。当時、もっと強い黒人選手がいただろうけどね。

最終更新:5/30(火) 12:10
東スポWeb