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県内高齢化率最高28.2% 65歳以上、105万5660人

5/30(火) 8:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県が29日公表した2017年4月1日時点の県内の高齢化率(65歳以上)は過去最高の28・2%で、前年より0・6ポイント上昇した。75歳以上の後期高齢化率も前年比0・6ポイント増の13・9%で、地域別では賀茂圏域1市5町がそろって20%超と際だった。

 65歳以上は105万5660人(前年比1万9270人増)、うち75歳以上は51万9197人(前年比1万7629人増)。年代別では、この10年間で65~74歳が1・22倍、80~89歳が1・45倍、90~99歳が1・74倍、100歳以上が2・23倍になり、年代が高くなるほど伸び率が増す「高齢者の中の高齢化」が進む。40歳未満の割合は38・5%だった。

 全市町で高齢化率は上昇。昨年に続き、西伊豆町が最高で48%だった。次いで川根本町(47・5%)、熱海市(45・5%)、南伊豆町(44・1%)、松崎町(43・8%)。若年層の流出や少子化が一因とみられる。

 後期高齢化率は川根本町が30%と突出したほか、伊豆地域が全体的に高かった。

 高齢者のみで構成する世帯も増加し、県内全世帯の24・4%を占める。特に男性の1人暮らしは10年間で約2・1倍になり、6万8438世帯だった。

 25年には団塊世代(1947~49年生まれ)が75歳以上になり、社会の高齢化は一層進行する。地域包括ケアシステムの構築など、高齢者を支える仕組みづくりが急務とされ、医療費や介護費の抑制には健康で自立した生活を送る高齢者の増加も欠かせない。県福祉長寿局の担当者は「高齢者は支えられるだけの存在ではない。技術の伝承など、持てる力を発揮し、生きがいややりがいを見つけられる環境を整えたい」と話した。

静岡新聞社