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名曲は数あれど…中島みゆき「糸」が一番“歌われた”ワケ

5/30(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 中島みゆきの「糸」が金賞――。先週、去年1年間の著作物使用料が最も多かった作品に贈られる「2017年 JASRAC賞」に、「糸」が選ばれた。最もよく演奏され、カラオケなどでもよく歌われた曲というわけだから、耳にしたことがある人は多いはず。

 国内作品の使用料「ベスト10」は――。
1位…糸
2位…名探偵コナンBGM
3位…ドラゴンクエスト序曲
4位…R.Y.U.S.E.I.
5位…ひまわりの約束

 以下、「365日の紙飛行機」「おそ松さんBGM」「トリセツ」「ルパン三世のテーマ’78」「歩いて帰ろう」の順。オジサン世代なら、半分知っていれば上デキか。

 参考までに、カラオケ部門の上位は――。
1位…糸
2位…海の声
3位…ひまわりの約束
4位…ハナミズキ
5位…365日の紙飛行機

 やはり、よく歌われた曲が使用料の上位に食い込んでいた。

 ところで、中島みゆきのヒット曲といえば、「時代」「悪女」「空と君のあいだに」「地上の星」などが思い浮かぶ。それにもまして「糸」が多くの支持を受けたのはなぜか?

「まずは、メロディーラインが実に歌いやすい。しかも、福山雅治、岩崎宏美、つるの剛士、MISAといった多くの有名歌手がカバーして、男女問わず幅広い世代に聴かれている。そして何より、詞が素晴らしい。中島みゆきは日常の生活の一部を切り取って心情を巧みに表現するのがうまい。“縦の糸はあなた”“横の糸は私”と、2つがないと成り立たない素材を引き合いに、それらが“織りなす布”はいいモノになると歌う。運命の2つの糸が出合うことを“仕合わせ”と呼ぶとは、ハッピーの“幸”と違い、本来、異なった2つが重なることの意味。つまりは、巡り合わせだ、ということ。深いですね~」(コラムニストの橋本テツヤ氏)

 今夜、歌ってみます?