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10万人当たりの侵入盗、3年連続で全国ワースト 茨城県

5/30(火) 11:00配信

茨城新聞クロスアイ

県内で2016年に発生した空き巣など住宅侵入盗の犯罪率(人口10万人当たりの認知件数)は61・7件で、3年連続全国ワーストだったことが、29日までの県警のまとめで分かった。被害は、鍵を掛けていない「無施錠」が約52%を占めた。住宅侵入盗は殺人や強盗などの凶悪犯罪につながる恐れもあることから、県警は鍵掛けの徹底を呼び掛けている。

昨年4月、住居侵入と窃盗の疑いで逮捕された水戸市の男は「無施錠の窓やドアから侵入していた」などと供述、本県をはじめ計14県で150件以上の盗みを繰り返していた。県警の調べによると、被害総額は1800万円を超えた。

無施錠は「網戸で過ごす夏場に増える」(県警生活安全総務課)。特に農家は鍵を掛けずに外出することが多いため狙われやすい。

同課によると、県内で認知された住宅侵入盗は1792件。人口10万人当たりの認知件数は61・7件で、3年連続で全国ワーストとなった。全国平均26・2件の約2・3倍に当たる。

手口は不在宅を狙う「空き巣」が1130件で最多だった。次いで就寝時の住宅を狙う「忍び込み」が599件、住人の目を盗み侵入する「居空き」が63件だった。

侵入手段では、無施錠が933件で最も多く約52%を占めた。「ガラス破り」が623件、鍵の破壊やピッキングなど「その他」が236件だった。

今年に入っても住宅侵入盗の被害が後を絶たない。4月末現在の認知件数は473件で、前年同期を19件下回っているものの、人口10万人当たりの認知件数は16・3件で全国平均の約2倍。依然、全国ワーストで推移している。

県警は住宅侵入盗の防止策として、玄関だけでなくトイレや浴室の窓も施錠する▽防犯フィルムで窓ガラスを強化する▽塀や庭木による死角をつくらない▽見知らぬ人にも積極的にあいさつや声掛けをする▽人通りを感知して点灯するセンサーライトや防犯カメラを設置する-ことなどを呼び掛けている。

侵入までに5分以上かかると、容疑者の約7割が諦める傾向にあるというデータもあることから、同課は「出掛ける際は必ず鍵を掛けてほしい」と施錠を呼び掛けている。  (吉原宗康)

茨城新聞社

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