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異変察知、80代男性救う 御殿場の新聞配達員男性

5/30(火) 7:27配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 御殿場市の勝又新聞店の配達員大胡田清一さん(64)=同市=がこのほど、配達先の郵便受けにたまった新聞を見て異変を察知し、市内の高齢男性の命を救った。大胡田さんは「普通に仕事をしただけだが、自分の行動で命が助かって良かった」と話した。

 大胡田さんは22日の夕刊を配達中、市内の80代男性宅のポストに新聞がたまっているのを不審に思った。数日前から郵便受けが開けられた様子はなかったため、「最初は旅行で不在かと思った。判断に迷ったが、通報すべきと感じた」。配達後、地域包括支援センター御殿場十字の園へ連絡した。

 翌23日に市職員と御殿場署員が訪問し、寝室で横たわっていた男性を発見。男性の意識ははっきりしていたが衰弱していたため、市内の病院に搬送され、一命を取り留めた。

 配達員歴が30年近くになる大胡田さんは「自分の担当するエリアの住民を知ることの大切さを、改めて思い知らされた」と振り返った。「今後もささいな変化に気付けるよう、意識を持って仕事に臨みたい」と語った。

 同新聞店は2016年、新聞配達時に高齢者宅の様子を確認する「高齢者見守りネットワーク協定」を市と結んだ。協定後、活動が人命救助につながったのは今回が初めてという。

静岡新聞社