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硯に「石川勝太郎」 持ち主に返したい 浦添市茶山旧軍食糧壕

5/30(火) 11:05配信

琉球新報

 沖縄戦犠牲者の遺骨や遺品を収集する活動を約60年間続け、昨年3月に活動を引退した国吉勇さんが2000年4月に浦添市茶山の旧日本軍の食糧壕で収集した硯(すずり)に「石川勝太郎」との氏名が書かれているのを国吉さんを支援する有志団体「沖縄戦遺骨収集国吉勇応援会」が確認した。国吉さんや同応援会は持ち主を捜しており、情報提供を呼び掛けている。


 沖縄戦遺骨収集国吉勇応援会の野田良太代表が29日、糸満市摩文仁の「平和の礎」に刻銘されている名前に同じ名前がないか専用端末で検索したが、見つからなかった。国吉さんは硯を見つけた場所に関し「遺骨もたくさんあった」と説明した上で、平和の礎への刻銘情報がないことを踏まえ「生きているのではないか」との見方を示し、心当たりのある関係者からの情報提供を呼び掛けた。

 応援会では、国吉さんが収集した遺品などで氏名などの情報があれば、持ち主を捜す活動を続ける考えだ。国吉さんは自らの活動を継承する応援会の活動に「良いことだ」と感謝し「できるだけ遺品の身元が分かればと思う」と語った。

琉球新報社

最終更新:5/30(火) 11:05
琉球新報