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原作もので守るべきこと…ロマン・ポランスキー監督が語る【第70回カンヌ国際映画祭】

5/30(火) 16:38配信

シネマトゥデイ

 現地時間27日、第70回カンヌ国際映画祭でロマン・ポランスキー監督のスリラー映画『ベイスド・オン・ア・トゥルー・ストーリー(英題) / Based on a True Story』(アウト・オブ・コンペティション部門)の公式会見が行われ、ポランスキー監督が原作ものの作品を作る際に気を付けるべきことを語った。

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 デルフィーヌ・ド・ヴィガンの小説を『戦場のピアニスト』のポランスキー監督が映画化した本作。新作の成功に圧倒されてスランプに陥った作家デルフィーヌのもとに現れたのは、彼女の大ファンだというエルという名の美しい女性。デルフィーヌ以上に彼女のことをよく知るエルとの友情は、次第に不穏なものになっていき……。『パーソナル・ショッパー』のオリヴィエ・アサイヤス監督が脚本を執筆した。

 「オリヴィエはわたしをとても助けてくれた」と切り出したポランスキー監督は、「わたしはこれまで何本もの小説や劇を映画化してきたが、一番気にしているのは、オリジナル版から“行き過ぎた”ものにしないようにということ。子供のとき、わたしが大好きな小説が映画化されて失望することがよくあった。キャラクターの何人かがいなくなり、新しいキャラクターが登場したり、ストーリーラインが全く違うものになっていたり」と少年時代の経験から、自分はそれと同じ轍は踏まないよう意識していると明かす。「オリヴィエは500ページもの原作を脚本にしたが、何も失われていない」とアサイヤス監督の仕事ぶりをたたえた。

 デルフィーヌとエルの関係を軸に物語は展開し、緊張の度合いを高めていく二人のやり取りが刺激的。デルフィーヌにはポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエがふんしており、夫婦で働くことの難しさを問われたポランスキー監督は「わたしは撮影現場ではとても気を張り詰めているから、家に帰ったら仕事のことは忘れたいのだが、エマニュエルはその日あったことを話したがる。それが唯一の難点だね」と笑う。対するエル役は『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエヴァ・グリーンで、久々の母語フランス語で謎めいた美女を魅力たっぷりに演じている。

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最終更新:5/30(火) 16:38
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